それぞれ歩いていく、その先でまた出会えると信じて

向日葵の花言葉は「未来を見つめて」という意味がある。
千寿は、主人公に夢を諦めてほしくなかったのだ。
けど、主人公は自分に会いに来る。
向日葵を渡し、文集を見せて、自分のために生きろと伝えたのだ。
でも、主人王は友達の千寿を選んでしまう。

ひょっとしたら主人公の頑張りが、千寿の病気を好転できたかもしれない。
「僕にとって千寿のいない世界なんて知らないもので、彼が終わる時が僕にとっても世界が終わる時だと思った」と主人公の考えを千寿も思っていたならば、千寿の寿命は主人公の頑張り次第で伸びたかもと邪推したくなる。
千寿はもっと早くから「大会に出て頑張って」と言葉で伝え、
工真も休部届を出さず、走り続ければよかったのかもしれない。

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