新解釈な桃太郎です。約6,000字とい短い物語の中に、主人公の心情が丁寧にぎゅっと詰まっています。鬼に拾われた桃太郎が、桃花に何を誓いそして何を成すのか、最後に見せる桃太郎の覚悟をどうぞご覧あれ。
『源氏物語』『平家物語』などの歴史・伝奇物を愛しつつ、『はてしない物語』『ハリーポッター』などのファンタジーが好き。作家読みというより、ジャンル読み派な雑食で…
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは柴刈りに、おばあさんは洗濯に行きました——でお馴染みの桃太郎。 ですが、この作品は一味違った桃太郎のお話。 柴刈…続きを読む
桃太郎が鬼退治に行くお話です。が、設定がもう面白い。『桃太郎』でお馴染みのあのキーワードが意外な形で登場し、思わずニヤリとさせられます。「まさか」の展開の連続でぐいぐい引き込まれ、物語は壮絶なラス…続きを読む
「俺という生き物は、ずっとずっと汚い」と自分の惨めさに苛まれる桃太郎が、鬼と呼ばれる人達に出会ったことで人生に大きな変化が。生きていく理由ができたこと、ラストで決意した覚悟が良かったです。あと「…続きを読む
子供のころから知っている『桃太郎』のお話。お伽噺の中では、桃太郎は「桃から生まれた」男の子です。しかし、現実には、桃から人は生まれません。それは、すなわち……。お伽噺の中の「鬼退治」とはど…続きを読む
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