夏希、解放への応援コメント
ごきげんよう、夏希さん、行ってしまいましたね。
本当に絆さんを殺せと言われて殺すつもりなのか。
でも桜さんの命が危ないと謎の男が言っていましたが、絆さんといることで佐倉さんが危険なのか、それを守ることも釈放の条件なのか。
色々と謎を残したまま行ってしまいました。
でも本当に夏希さんが皇女さまを殺めたのかしら、それも疑問といえば疑問なのですが。
皇女さまの遺骨を狙う魔物、そして同じ種類の魔物と思われるものが売木家の姉妹をも狙っていると思われる現状を、夏希さんはどう思っているのか。
作者からの返信
ごきげんようです!
夏希がついに出ていってしまいました。夏希の任務は絆を殺すことです。しかしながら、絆は夏希と血が繋がってはいないとはいえ妹に当たる人物です。本当に殺すのかどうか…… それは夏希のみぞ知るとしか言えません。
夏希は依然として言葉数少なく、樹海へと降りていってしまいました。これから先、どうなるのか……
しかしながら、夏希は死刑囚です。普通だったら釈放なんてありえないですよね、もしかしたらこれにも裏があるかも……です。夏希を外に出してまで成し遂げたいことが男の頭にあるかと思われます。
止まっていた売木姉妹の時間が動き始めてしまいました。その結果は一体どうなるのか……是非ともこのさきも見届けていただけたらと思います。
蚊帳の外3への応援コメント
ごきげんよう、以前、もうひとつ、と言っていたのは富士山麓にもうひとつある皇女さまの墓所、ということだったんですね。
けれど夏希さんのサインで皇軍が動かせるのか? 夏希さんの身分は剥奪されて刑執行を待つだけの身ではないのか? 死刑囚はよくて蜜柑さんはなぜだめなのか?
夏希さんは、刑務所に迎えに来た男に依頼されたのではないのか? 依頼の中にレベル10の事態を発令して皇軍を指揮する発令書を出すことも入っていたのか? そもそも刑務所から夏希さんを連れ出したのは誰で、それは皇軍とどういう関係があるのか? 謎が謎を呼ぶ展開ですね。
そして夏希さんは富士山麓の墓所で、エイトから遺骨を守る任務を請け負った? それだけのこと? それも信じ難いですよね。
作者からの返信
ごきげんようです。色々考察していただき、ありがとうございます。書いている身としてこれ程喜ばしいことはありません。
もう一つの皇女がいる場所……八王子市の他に、内密に富士へ一部が埋葬されていたみたいですね。
男の目的は何なのか? どうして夏希のサインで動かせるのか?
蜜柑とその他騎士達は使命を果たせず、解散させられたはずです。その中には勿論、当時在籍していた夏希も含まれていたはず。
ですけど、かなり前の話ですが、旧東軍に籍を置く三河は霆霙との会話の中でこう言っています。
『皇帝の代理は大体騎士がやることになっている。皇帝専決に異例は認められていないものの、それでも通すとなれば絶対的に皇軍の長の力が必要となるのは明白だな』
『そう(皇女暗殺)なるようになっているからだろう』(第二章、『県を超えて』抜粋)
この発言から、この国は皇女が暗殺された後のことはあまり想定されていなかったようです。それもそのはず、この国は皇帝があっての国であるのだから。それと紐解けば、何か裏があって夏希のサインで行けたのではないかと思います。あのつかみどころのない男です、その抜け道に関しては抜かりは無かったのでしょう。
そして、夏希に依頼した男も漏れなく皇帝でもなく、騎士でもありません。その為、レベル10の発令は不可能です。そんな中でも発令できたのは、おそらく『やれる人』がいたのでやったのでしょう。
とは言っても、夏希を動かすだけにそこまでやるか? っという話でもありますが……
蜜柑は皇女を守れず失職してしまったため、皇軍に携わることが出来なくなりました。そのため、幕間で書かれていたように、皇女の陵墓を彷徨っていました。それなので、北島が蜜柑の思いを引き継ぎ、色々やろうとするのですが……
刑務所から連れ出した男は誰で、皇軍とどんな関係があるのか……? この男、珍しいことに皇軍に所属しながらも国防省にも席を置いています。北島曰く『腐敗の象徴』だそうで、利権が絡むといいことがありませんね。
さて、この先どうなっていくのでしょうか、ぜひ見届けて頂ければと思います。
寒い部屋への応援コメント
ごきげんよう、こうして読み進めていると、夏希さん逮捕ののち、売木姉妹の行方は公安みたいな部署に監視されていた様子ですね。それが意味するのは、危険人物の親族だからというだけなのか、それとも他の姉妹にも何らかの秘密、もしくは巻き込みたい陰謀の企みがあったからなのか。
その割には、姉妹間の連絡については監視から漏れていた様子、ううん、なんだろう?
作者からの返信
ごきげんようです。
色々考察して頂きありがとうございます。
桜と絆を追いかけているのは、旧東軍という、皇軍とは別の軍隊に所属する三河と霙の二人です。
霙の口ぶりから察するに、あんまり皇軍のことを良いようには思っていないようで、旧東軍と皇軍自体の仲もそこまで良くはないものと考えられます。
それに加えて、霙が語るように皇本軍は少しずつ腐敗を見せており、事実を捻じ曲げたりすることもあるようです。対立しているわけではないが、お互いに牽制をかけるような存在でしょうか。
ちなみに、霙が売木家の事情をよく知っているのは夏希のファンだったこともあるようです。
千切れた絆2への応援コメント
ごきげんよう、この場の話では、星様を殺したのは夏希さんで、それは桜さんを守るために殺した、とも思えますが、さて、どこに嘘があるのか。夏希さんが否定しないのは真実だからなのか、それとも別に考えがあるのか。
男が最初の態度と違って、だんだん小物になっていくのがちょっと笑ってしまいました。
作者からの返信
ごきげんようです。
この男はかなりつかみどころのない、ウナギみたいな奴で有る事無い事を結構言ってきたりします。その中でも真実があったり、嘘があったりと話していて疲れる男です。
そんな男が夏希に対して色々言ってきますが、夏希は特段強い否定をせず聞いています。どこかに真実があるようですね。
確かに、後半、男が夏希に迫られてあたふたしてますね。彼自身も夏希の『ファン』だと公言しているあたり、夏希の実力をよく知っているからかもしれないですね。それとも、あえて小物として見せているのか…… いずれにしても、つかみどころのない男には変わりないです。どこぞの誰かみたいにちょいちょい皮肉を差し込んでくるあたり、本当にいやらしい男です。
千切れた絆への応援コメント
ごきげんよう、男の語る桜さんの話に違和感を感じていたら、そうか、それが罠か。
絆ちゃんを殺す、それが男の狙いだとして、じゃあ、エイトの存在と襲撃はそれに関係があるのか、ですね。
夏希さんはこの依頼を受けざるを得ないのでしょうが、それをどう捉えるのか。簡単に騙されはしないとは思うのですが、3年間の刑務所暮らしが彼女の精神をどう変調させているのか心配です。
作者からの返信
ごきげんようでございます。
男の狙いは一体何なのでしょうか!? っと作者の私がいうのもなんですが、仰られる通り『絆を殺す』ことが目的のようです。
エイト事件のドサクサに紛れて絆抹殺の任務を、夏希へ命じると……嫌な予感しかしないですね←
桜の想像が正しければ夏希は思慮深く、正義感が強く、凛とした人間です。もしそれが事実なのであれば、すんなりと受ける事はないでしょう。
とは言っても、三年間の月日が経っており、その間夏希はストレスの重たい収容所暮らしを余儀なくされていました。見た目もすっかりと変貌してしまった夏希……その性格まで蝕まれているかどうか……ですね。
立場を考えれば、夏希は受けざるを得ません。けれども、そのまま彼女は言葉に従うのでしょうか?
ちなみに、この話は『千切れた絆(ほだし)』と読みます。売木絆という存在が、桜や夏希、他姉妹たちにとってどういう存在なのかが問われる内容となっております。
作者として、『CODE:I』とはこういう作品だと、挙げることのできる話がこの『千切れた絆』です。これから姉妹の因縁が更に浮き彫りになります。
篇首:陽の当たらない部屋への応援コメント
ごきげんよう、夏希さん、収監されてはいたけれど、刑の執行ではない、ということでしょうか。
いよいよ真相に迫れるのかしら?
作者からの返信
ごきげんようです。コメントありがとうございます。
夏希は三年間の間ずっと収監されていました。国にとっての一番の厄介者として特別収容所に閉じ込められていました。
夏希の事件が冤罪かどうかは、さておいて今日は執行の日……ではない感じですかね? 毎日死に怯える日なんてもの、味わいたくないですね。私だったらビクビクして夜も寝れないです←
ここにきて夏希の登場。そして謎の男との出会い。どうして夏希が部屋に呼ばれたのか……。
夏希の姿は今まで、桜や霙の想像でずっと語られてきましたが、本人が登場するのはこれが初めてです。
おだ様がおっしゃられるように、これで事件の真相に迫ることができれば良いのですが…… 夏希の取り巻く環境は皇軍の人間ばかりで、味方は少なそうですね……
幕間:奪われた皇女の遺志6への応援コメント
ごきげんよう、星様の遺骨を狙う理由、それは未だ謎のままで、それを奪われたことでどんな事態が巻き起こるのかはわかりませんが、蜜柑さんの選択はけっして間違っていなかったように思います。
光里ちゃんを護れたことで、蜜柑さんはナイトとしてではなく、人の尊厳を守ることができたのだと思います。
作者からの返信
ごきげんようでございます。
蜜柑は三年前の事件をきっかけに軍から追放されてしまいました。それまでは、輝かしいほどの経歴を実績を持ち、人々から憧れの的となっていた蜜柑ですが、一晩で一変してしまいました。
蜜柑は長い間皇軍に所属していたので、ずっと皇女に尽くす日々を送っていました。それがある日、無くなってしまったものですから、その虚無感は相当だと思います。
最後の蜜柑の選択は、騎士としての蜜柑ではなく、人としての……静岡蜜柑としての選択をしたのかと考えられます。皇女を同じ名前を持つ光里を守ること、これこそが蜜柑自身が一歩踏み出した瞬間ではないかと思います。
蜜柑はもう『皇女を守る』立場では無くなりました。それでも、ありとあらゆるものを失った蜜柑だからこそ、出来ることだってあります。これから蜜柑は皇軍にいた頃では、とても出来なかった事を成し遂げていきたいと行動します。是非とも今後も見守って頂ければと思います。感想ありがとうございました。
幕間:奪われた皇女の遺志5への応援コメント
ごきげんよう、初めてのエイトが現れた現場で、彼らを屠ったのは蜜柑さんだったのか。強いですね、さすが。
でも零佳さんも同等の強さがあるっていうことなのか、ひょっとして。
作者からの返信
ごきげんようです。感想ありがとうございます。
そうです。かつては『史上最強の騎士』とまで称された力を持つ静岡蜜柑でした。霙の言っていた『相当の手練れ』の正体が、皇軍でもトップの実力を持つ蜜柑だったので、太刀筋に惚れ惚れするのも頷ける話でしょう。
はじめて化物と遭遇したのにも関わらず、怖気ることもなく立ち向かえたのは蜜柑だったからでしょう。他の人だったらとても出来ない所業です。この辺りは蜜柑の強さが出ましたね。
おだ様は『零佳は蜜柑と同等の強さがある』ということを気にされているようですね。実際、蜜柑は皇女が暗殺される前の皇軍のトップを張り続けた軍人なので本当に強いのは間違いないです。
一方零佳は、家事手伝いばかりしていることから、あまり実力を表に出さない人間です。売木家の血筋を考えると相当な力を持ってそうですが、あの性格なので戦うことは少なく、未知数であると考えられます。
正直、対面で二人が戦えば分かる話なのですが……あの零佳が、人と戦うことなんてあるのでしょうか……?
という感じで、なかなか比べるのが難しいですね。でも、『脳ある鷹は爪を隠す』ともいいます。零佳の真骨頂が、いつか出て来るかも知れませんね。
章末:雷雨の夜への応援コメント
ごきげんよう、電話の相手が誰なのか、それよりひょっとして夏希さんは収監されていない可能性がある? となると星様暗殺犯は別の誰か、ということになりそうですが。
エイトの狙いは星様の遺骨、そして喉? 喉仏? なんだろう、何が隠されているんだろう?
桜さんたち姉妹の誰かがそれを持っていると思って襲ったということなのかしら?
作者からの返信
ごきげんようです!
電話の相手は若くて芯の通った声のする女性のようです。正体は明かしてくれなかったのですが、化物についての他、どうやら夏希や零佳のことも知っているみたいですね。
かたや、零佳はその声の主を知らないみたいです。
そんな女性が語る不穏な言葉に零佳は動かされることになります。結局、控除暗殺事件の犯人が本当に夏希だったのか……零佳と桜はそれを知らないまま逃げて暮らしてきました。果たして本当に夏希が犯人だったのかどうか…… 皇軍が動いてくれないのであれば、自分たちで真実を突き止めてゆくしかありません。
そして、エイトが狙っている皇女の遺骨…… 電話の主は『もう一つある』と言っています。きっと、どこかに何かが隠されているのでしょう。それを何故だか零佳は『知っている』感じです。 軍人でも無かった、ただの家事手伝いをしていた零佳が……
ちなみに、作中ではあまり触れられていませんが、この作品内では携帯電話は登場しないので、お互い固定電話でやり取りしています。←
県を超えてへの応援コメント
ごきげんよう、結構皇軍の軍事独裁的な政体なんでしょうか。まあ内戦直後ということもあるから非常体制ではあるのでしょうが、報道管制の件を考えても今の日本の民主主義政体とは同じとはいかないのでしょうね(まだ治安維持発令中?)。
でも確かに、星様の死因が銃殺というのは読んでいて驚き、違和感を感じましたね。てっきり斬殺だと思っていました。
作者からの返信
ごきげんようです。
そうですね…… 桜達の日本は皇帝をトップとするほぼ独裁政権みたいなものでした。しかしながら、皇女が死んでしまったのでそれが乱れてしまいました。結果、皇軍という皇女の下についていた大きな力を持つ軍隊が、政治的な権力を持つようになったのでほぼほぼ軍事政権みたいになってしまいましたね。
皇女様は絶大な力を持っていたので、失ってしまうと本当に大きいのですが、ここを隙とみて旨味を得るような輩が多数出てき始めました。霙も語っているように皇軍は(ただでさえ、秩序があやふやだったのに)依然と比べ、かなり腐敗が進んでしまっているようです。そんなかなり不安定な世界が舞台の本作品でございます。
皇女様の死因が銃殺であるのに疑いをかける霙。真実を知る者がとても少なく、本当に夏希がやったのかと霙を始め数多くの人々がそう思っています。多数の国民が夏希のことを嫌う側、過去の実績もあってか、霙のように夏希を擁護する人々も一定数います。
おだ様も察せられている通り、こんな不安定な世界なので、皇女暗殺事件の事実についてはいくらでも曲げることができます。一体どれが真実で、どれが嘘なのか…… この作品はそれに沿って話が進んでいきますので、是非ともこの先も見届けて頂ければ幸いに思います。
読んで下さりありがとうございました。
県境にてへの応援コメント
ごきげんよう、三河さんと霙さんの会話、気になりますね。
最初は桜さんの実家を襲った訳じゃなかったのですか。しかも夏希さんが殺したと「される」星様の御陵、事情を知る人で情報を集められる人ならば、その偶然とは呼べない因果に注目してしまいますよね。
魔物はエイトと呼ばれるんですね。
そこでエイトを屠った人がいる。桜さんの姉妹の誰か、ということかしら?
作者からの返信
ごきげんようです。コメントありがとうございます。
三河と霙は軍部の人間ということで、色々知っているようですね。結構ゆったりとした感じで話していますが、この二人は結構な手練れです。
さて、エイト出没は北城村が最初ではありませんでした。皇女様の陵墓にてはじめて確認されました。ある程度の情報を得ている人なら「えっ!?」ってなりますよね。偶然と片付ければ楽ちんなんですけど、霙は結構疑り深い……といいますか、考えることが好きなので勝手に憶測を広げています。そっちの方が面白いですし(笑)
そんな皇女の陵墓に倒れていたエイトは、どうやら何者かに斬られたようです。その相手は売木姉妹なのかはたまた……?
閑話:絆と朱音への応援コメント
ごきげんよう、絆ちゃんは魔物と戦う桜さんを見て、夏希さんを重ねてしまったから余計に心配になるのでしょうね。
でもこれだけ似てるって周囲が思わせるような秘密が、夏希さんと桜さんの間になんかあるのかしら?
誤字だと思うのですが、
>満天の星空は息を呑む後継であるが、 → 光景、ではないかしら?
作者からの返信
ごきげんようです! 感想及び、誤字報告ありがとうございます。誤字は早速直しておきました、感謝感謝です。
絆の立場から見れば、いつまでも夏希のことを追い続ける桜をなんとか助けたいと思っているのかと思います。過去には色々ありましたが、過去のことはスッパリと切って前へ進むことが桜を救える一つの手段では無いかと、考えるようになりました。
こんな絆の感情が、今後ある事と衝突するようになります。
桜と夏希が似ていることに関して……そうですね、もしかしたら、この先出るかも知れないですね。でも、憧れとかは無意識のうちにあるもので、自然と似てきたのかも知れません。ああなりたいと思っているから、自分もああなる……みたいな、言葉にするのが難しいですが、そんな感じなんだろうなと思います。
閑話ではありますが、お読み頂きありがとうございました。朱音と接して沸々と湧き上がる絆の想い。それが今後、どのようになっていくのか……
この先もぜひ、お付き合い願えればと思います。
疑念の灯火への応援コメント
ごきげんよう、報道もされていない。
東京で起こった事件、当然目撃者も多数、被害も甚大、軍も動いているのに全国ニュースでは流れない(東京の地方ニュースもかしら?)、報道管制が敷かれている?
この凶暴な魔物の襲撃、それ自体が政府に口をつぐませるほどに大きな陰謀の一端という感じがして、背筋が震えますね。
作者からの返信
ごきげんようです! コメントありがとうございます。
この世界の日本は、テレビもラジオも全て国営の放送となっています。リアルな日本だと、色々な会社が運営し、地方ではケーブルテレビが放送され、様々な内容の番組を閲覧することができますが、桜達の世界はそうではありません。その為、報道内容もある程度は国政に沿って操作可能です。
そうなると、規模が大きくなければ揉み消すことも出来ますし、あまりにも影響が大きければ(例えば、皇女暗殺事件等)揉み消すことはできなくても、内容を歪ませることくらいは可能です。
特に、桜達の時代はスマホも無いですから、SNSで情報を拡散されることもなく、多くの国民は国の報道を真実であると信じています。
そんな中での今回の騒動。大きな被害をもたらしながらも、報道ができないということは、国にとって不都合なことが懸念されているからでしょう。陰謀の臭いがしてきますね。←
それとも、化物についての報道の仕方を水面下で協議しているか……どちらにせよ、即報道しないあたりきな臭さを感じますね。
ところで、こんなにも強い報道管制が敷かれている桜の世界。そんな日本で起きた『皇女暗殺事件』……犯人は一貫して夏希とされていますが、実際はどうなのでしょうか。
光あるところに影ありです。そんな疑念を持った一人の軍人がこの先出てきます。
二度目への応援コメント
ごきげんよう、桜さんと違って、零佳さんはなにか自分が(姉妹が?)狙われるという予感というか、確信というか、そういう予兆的なものがあった様子ですね。
桜さんたちとは情報量が違うのかしら・
それとも夏希さんの真実を確かめたいという思いから、以前より何か調査でも始めていたのかしら?
作者からの返信
ごきげんようです! 感想ありがとうございます。
色々と推測していただいているようで、作者冥利に尽きます。零佳は何か知っているのか!?
──ここはあまり語れないのですが、零佳はずっと家のことばかりやっていたので、軍の機密情報とかまったく知り得ない立場に置かれていました。普通の主婦が機密情報なんかに触れることができないように、零佳もそうでした。そのため、夏希の事件についても『知らない』と語っています。
そんな零佳がどうして自分が狙われると察したのか?
ちなみに瑞理も似たようなことを言っていました。桜の家が襲われたことを推測するに……と
売木姉妹は例の事件によって、世間とは離れた特殊な立場になってしまいました。その当事者である零佳も、何かを感じることがあったのかと思います。
晴れない疑念への応援コメント
ごきげんよう、零佳姉さんのところにも現れましたか、やはり桜さんと絆ちゃんを探しているとみるべきなのか。
ただこのふたりにどんな秘密があるのか、狙う価値は何なのか、気になりますね。
作者からの返信
ごきげんようです。コメントありがとうございます。
零佳のところにも現れてしまいましたね。零佳の過ごしていたところは北城村よりもやや人口の多い『北塩原村』。温泉宿があると言っても、それでもやはり山奥には変わりないです。そんなところまで遥々化物がやってきたのですから、何か勘繰ってしまいますよね。観光目的ではないことは明白ですし……←
売木姉妹に狙う価値があるとしたらきっと何かあるはずです。彼女らに秘密があるならそれは何なのか!?
っと色々疑問を持たれているようで書いている身としてはとても嬉しく感じます。本当にありがとうございました。
……ちなみに、売木姉妹で唯一血の繋がっていない人がいます。今のところ活躍が地味なんですけどね(笑)
思惑への応援コメント
ごきげんよう、そうですよね、もしも九曜さんたちの観察と推理に従うと、桜さんと絆ちゃんを探して、東京の元の自宅、北城村と襲撃したのなら、他のお姉さんたちも心配です。
ただ、北城村で桜さんたちと対面し、逃がした、という情報があるならば、他のお姉さんたちは狙われない可能性もある?
作者からの返信
ごきげんようでございます。感想ありがとうございます。
瑞理の推測が本当であるなら、売木姉妹は狙われていると考えてしまうのは自然なことでしょう。とはいっても相手は言葉が通じるかどうかも怪しい異形の化物。考えれば考えるほど謎が深まるばかりです。
おださまの推測ももしかしたら……ですね。
そもそも桜達が暮らしていたのは、都会である東京とは真逆と感じてしまうくらいのド田舎である北城村。ここまで来る価値があるから化物達は襲ってきたのか、或いは気まぐれなのか…… 瑞理の推測は当たらないことを願うばかりですね。
冒頭にも登場しましたが、売木姉妹は桜、絆の他に『夏希』、『零佳』、『弥生』、『涼楓』、『雫』と合計七人います。未だに登場していない姉達もおりますが、果たして全員無事なのでしょうか?
是非ともこの先も見届けていただければと思います。
3年ぶりの再会2への応援コメント
ごきげんよう、こんなに素敵な友人やご近所さんに囲まれていた、それが夏希さんの事件でまるで質の悪い冗談のように皆が皆手のひらを返して攻撃を仕掛けてくる、精神的なショックはどれほどだっただろうかと思ってしまいます。
けれど、このメンバーだけは、裏切らずにいてくれたことこそが、桜さんや絆ちゃんにとっての幸運だったのだろうな、とも。
作者からの返信
ごきげんようでございます。
そうですね、三年前の事件が起きた時でも、朱音達は桜を裏切りませんでした。最後の最後まで、桜を守ってくれて、最終的にはなんとか北城村の隠居生活まで導いてくれました。そういった人間関係を考えると、桜は人に恵まれているなと思います。運命はあんまり恵まれていませんが←
でも、改めて考えると、当時桜や夏希の味方をするのは本当に辛い立場であり、苦しい決断だったと思います。別の意味で事件の加害者に加担するわけですから、自分自身の立場もかなり危ぶまれてしまいます。その中でもあえて桜達を選んだ友人達。これ以上強い味方は他に無いでしょう。絆が泣くのも分かります。←
不幸中の幸いだったのが、事件を通して本当に桜のことを想っている人間が、浮き彫りになったことですね。
3年ぶりの再会への応援コメント
ごきげんよう、皆さん、桜さんの旧知の方々だったんですか!
でも旧知の方々が遊びに訪ねてきてくれた、という理由ではないことは桜さんも理解できているでしょうし、この先、事態がどう動くか、興味が尽きません。
作者からの返信
ごきげんようです!
そうですね、まさかの登場です。ですけど、これを偶然と捉えるか否かで考え方が変わってくると思います。
ともあれ、なんとか命を落とさずに済んだ二人。この先も興味が尽きないとおっしゃって頂き、とても嬉しく思います。
ちなみに、九曜の苗字は『紋章』、瑞理の苗字は『雲雀岡』、遥疾の苗字は『神庭』……あまり目立たないですが、もしかしたらこの先も登場するかもしれないです。別のかたちでですが……(笑)
篇首:暗示への応援コメント
ごきげんよう、絆ちゃんを守りたい、だから強くなりたい。
だけど夏希さんのいう、意志、信念、それは桜さんが実際に絆さんを守らなければならない、敵が目の前に現れるまでは具体化なんてできなかったでしょうね、今回の事件のような状況に陥らなければ。誰だってそうだと思います。
作者からの返信
ごきげんようです!
第二章開幕は桜の回想から始まります。夏希と過ごしたある日の事の話です。夏希が桜に何を伝えたかったのか、回想の中では桜もよく分かっていません。けれど、いずれその意味が分かる日が来る事でしょう。
本作は「絆を守る」と言ったように『守る』といった言葉がたくさん登場してきます。でも、守るって言葉は結構曖昧なもので、一体何から、どう守るかまでは桜は語っていませんでした。でも、おださまが仰られるように普通に暮らしていれば『守る』というものは大体人や災害を想定して言われるもので、こんな化物から本当に守ことになるなんて桜も思ってもいなかったことでしょう。
そして、最後に語った夏希の言葉。お互い守るものが違うのだからいずれは……もしかしたら……ですね。絆を守る上でもし、仮に夏希が敵だったとしたら、それでも桜は意志を貫いて絆を守ることができるのでしょうか。
強くなるのは当然、守ろうと命を賭けるのは当然。けれども、最後の最後までその意思を、信念を貫けるかどうかが、この先試されます。
CODE:Iは姉妹因縁をテーマにした作品です。夏希が桜に伝えたかった真の意味とは……
この先もぜひ、お読みいただければと思います。感想ありがとうございました。
章末:曇り空の夜への応援コメント
ごきげんよう、このふたりが寸でのところで桜さんと絆ちゃんを救出したキャンピングカーのふたりのようですね。
軍に所属している様子ですが、夏希さんの冤罪の件も含めて内戦時の勢力争いなど大きな陰謀が隠されている様子ですよね。
謎の生物もそれと関係があるのかどうか。
作者からの返信
ごきげんようでございます!
一章をお読みいただき本当にありがとうございます。
突然現れたキャンピングカー、その正体やいかに!
というところで、一章は終わってしまいますが、なんとか桜と絆は助かったようです。
そうなんですよ、おだ様が仰られました通り内戦時の名残が未だに残っております。話す二人の中の一人、女性と見られる人物は『皇女暗殺事件』について切り込むような目線で発言しています。陰謀が隠されていることを疑っているような……
かたや突如現れた謎の生物。そんなタイミングで派遣された二人の軍人……果たして偶然なのか必然なのか……
隠された『皇女暗殺事件』、これについて二章は少しづつ触れていきます。
重なる面影への応援コメント
ごきげんよう、凄いスピード感で描かれる戦い、緊迫感が高まる中、紬ちゃんの想いが射し込まれるのがとても印象的でした。
桜花爛漫、まさしく妖刀ですね。
作者からの返信
ごきげんようです!
戦闘描写について触れていただきありがとうございます。
本編でも書かれておりましたが、絆は複雑な気持ちです。
自分のことを懸命に守ってくれる桜。でもその姿は呪われた運命を歩み出した夏希と同じ姿であると。結局これが何を意味するか、絆にとってはあまり良くない景色を観測してしまったようです。
絆自身も、桜と三年間過ごした中で、どうすれば桜が幸せになれるかを考えて暮らしていました。
その中でやはり『夏希との執着を断ち切る』というものが外せなかったようです。
有耶無耶になってしまった『皇女暗殺事件』について追いかけるよりも、キッパリと断ち切って、桜は桜の人生を歩むこと、これが絆の考えた桜を救う方法でした。
でも、戦いの中で、結局桜は『夏希を追い続けていた』ことが発覚してしまいました。だからこそ、絆はより一層思うのです。『桜を救いたい』と。夏希との因縁を断ち切るべきだと。
この絆の思いが、果たして正解なのかどうか。これは、この先の『CODE:I』で綴られてゆきます。
迫り来る脅威への応援コメント
ごきげんよう、人を喰う謎の生物。
桜さん、または絆ちゃんを狙っているのかと思いましたが、村人、目についた人間を襲い喰らう様子は無差別に襲撃しているように思えますね。
ただ、4人家族を襲った後、桜さんの後を尾行してきたのかもしれませんね。
でもひとまずは姉妹が無事に出会えたことは不幸中の幸いでしたが、まだまだ気が許せない状況ですね。
作者からの返信
ごきげんようです!
そうなんですよね、桜と絆を狙っているかのように見えれば無差別に攻撃し、無差別に攻撃をしているかと思えば桜と絆を狙い……一見すれば、気まぐれのようにも見えますがこの行動にはある『傾向』があるようです。ただ、これが触れられるのは、もう少し先になりますが……
果たして、この襲った化物は尾行してきたのか……或いは別の何かを『嗅ぎつけて』きたのか…… 気になるところでもありますが、北城村は家屋が少ないので、明かりで目立ってしまっていたのかも知れないですね。
とりあえず、絆の無事は確認できて一安心の桜ですが、これからどうなるのでしょうか?
化物に襲われたことは、とても不幸なことですが、大きな出来事が引き金となり運命が大きく変わることだってあります。またその先も、是非とも見守って頂ければと思います。
人形への応援コメント
ごきげんよう、冬香さん、本当に物事をフラットな目で見ることのできる、そして大きく広い懐を持った方ですね。
零佳さんも素敵な居場所を得ることが出来ましたね。
けれど居場所がいいから、大きな愛でくるんでくれる人だから、だからこそ、けじめをつけて、感謝の気持ちを表したかったのかもしれませんね。
零佳さんもまた、心に太い芯の通った、精神的に強い方だと思えます。
作者からの返信
ごきげんようでございます!
冬香は宿の女将として、姉御肌のある人物です。でも、時折触れますが、冬香も冬香なりに何か過去にあって、零佳のことを見過ごせないのかなと思います。
例の事件によって曰く付きになってしまった零佳。そんな零佳を受け入れてくれた冬香をはじめ宿の皆と出会ったことは、不幸中の幸いだったのかもしれません。けれど、居心地が良いからこそおだ様の仰る通り、何かを感じて感謝の気持ちを述べたかったのだと思います。特に、零佳も三年前の事件によって桜や絆と同様に、『日常』を奪われてしまった一人なので、より一層ですよね。
零佳の立場からすれば、このまま宿で過ごしても別に生きることはできます。冬香など、理解ある人物に囲まれて、大自然に恵まれた場所で暮らしていることからとても居心地が良く、本人も出来れば離れたくないと思っています。でも、本当にそれで良いのか? と零佳は三年間の間色々葛藤をしておりました。桜や絆と会いたいけど、宿の皆とこれからも過ごしたい……板挟み状態ですね。
でも、永遠に終わらない日常なんて無いわけで、結局時が経てば宿の皆も(結婚とかで)離れていきますし、冬香も年老いて将来のことを考えないといけない年齢になってゆきます。零佳自身も心の奥底ではいつかどこかで日常が終わるのだろうと……そう思っています。だからこそ、日々を噛み締めながら生活し、色々考えた結果冬香と一度向き合わなければと思ったのでしょう。
桜も言っていましたが、零佳はまた夏希とは違った強さを持つ姉です。優しく、穏やかな人ほど、強い芯を持っています。そんな感じのお姉さんですね。
予兆と現実への応援コメント
ごきげんよう、いつもを求める、日常を求めることは誰もがすることですよね。
ただそれが楽観に繋がって後々に影響するのはよくあることなのでしょう。
でもこの惨状は人の手や自然界によるものではないのは一目瞭然。
いったい何が起こっているのか、最後の慟哭の主が気になりますね。
作者からの返信
ごきげんようでございます!
日常というものは、無意識のうちに出来上がるもので、実際自分も毎日過ごす当たり前のことが日常と思い過ごしております。
ところが、当然ですが、長い時間を経ていればどこかで日常が終わるわけで、そこで初めて『あの頃は良かった』と振り返ることになるのです。人は病気になって健康のありがたみを知る。そんなものですね。
桜自身も、三年前に家族で過ごしていた日常が一瞬にして壊されてしまった立場にあります。それでも三年間という時を経て、なんとか北城村での新たな日常を手に入れつつありました。その中での怪事件……
今まで寒くて辛いと感じていた北城村の生活も、実は平穏な毎日であったと、事件が起きて初めて身に沁みるのです。
慟哭の主は一体何なのか!? 北城村で一体何が起きているのか!?
また、今後も桜を見守って頂ければと思います。感想ありがとうございました。
夜道2への応援コメント
ごきげんよう、息を殺すように静かに暮らす姉妹の村にいったい何が起きたのでしょうか。爪痕、とあるからには大きな生物? ドキドキしてしまいますね。
山間の寂れた村、人口の灯りがないところでは、晴れていれば都会とは比べ物にならないほどの満天の星空だと聞いたことがありますが、漆黒の闇の不気味で心細くなるような描写がとても恐ろしくて、胸に沁み込んできました。
作者からの返信
ごきげんようでございます!
北城村に突如襲った怪事件。いつもなら、平穏であるはずの北城村。だからこそ、夜でも安心であると桜は言い聞かせ夜道を歩いていたはずですが……まさかのまさか。こうなると北城村も、暗くて怖い村に一変してしまいます。心のどこかで慢性的に思っていた安心感が一瞬で消え去ってしまうというのは、本当に恐ろしいものだと思います。
私も、以前山奥で星空を鑑賞しに行ったことがございます。人工の灯りが無い山奥の星空は本当に綺麗で一度見ただけで忘れられないというのは、こういうことなんだと感じた経験がございます。その反面、周りには何の灯りも無かったのでとても心細かったです。野良犬に出会したらどうしようかと考えていました。(結局現れなくて良かったですが笑)
いつもお褒め頂き、とても嬉しく感じております。暗闇の描写は、それこそ過去に星空を見た、あの日を思い返して書いております。
今、北城村で何が起きているのか。是非とも続きを読んで頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
血が悟る運命への応援コメント
ごきげんよう、桜さんは夏希さんに憧れ、そして今彼女に囚われているかもと怖れているようで、切なく思いました。
ただ、桜さんの中でそれを忌まわしく思う気持ちがないことが、救いなんだろうな、とも。
作者からの返信
ごきげんようでございます。
そうなんです。桜の抱く夏希への感情は、なかなか一言では言い表せないくらい複雑なものです。
桜にとって夏希はとても偉大な存在でした。それが例の事件により尊敬できない……いや、してはいけない存在となってしまいました。それでも、やっぱり自分の中で、心の隅のどこかで姉のことを憧れている部分があったことが桜にとっての『囚われ』ではないかと思います。
姉のことは忘れよう、そう意識をするだけでもう何かの呪縛を感じてしまい嫌になってしまう。夏希と縁を切るように髪を短くした行為も、結局は夏希のことを意識してしまったことの結果であるとも考えられます。桜はそういったことを自覚していたからこそ、強い縁を感じてしまったのでしょう。結局色々やったところで、切っても切れない関係であると分かっていたから……
桜は三年の間、ずっとこの感情に悩まされてきました。
囚われの夏希と向き合う、あるいは目を背く……どれも正解はありません。さて、これから桜はどう動くのか……
本作のテーマの一つに『因縁』があります。誰しもそうですが、人は簡単には縁なんて切れないのです。表面上で、法的に縁を切ったところで、心のどこかでは付き纏う存在であると。
読んで下さりありがとうございます。できることならば、これからの桜の動向を見守って頂ければと思います。
三年前の春への応援コメント
一般的な事件でも加害者家族は生き辛くなりますが、皇女のような方を殺めたとなると、普通に生きては行けなくなりますね。二人は本当にお気の毒です。
お姉さまは何らかの信条をもってやった事なのでしょうか。気になります。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そうですね、相手が相手だけに親族までも大きな被害を受けてしまいました。それでもなんとか、北城村で生活出来ているという感じですね。妹達には罪もないのに……でも、それが世の中というものなのでしょう。
その真相が気になる……堀井様が仰られるように、桜も、絆も、その他大勢の人がそう思って三年間の時を過ごしてきました。それでも、中々暴かれない真実……
この小説は『皇女暗殺事件』を中心に多くの人々が動いていきます。ある人はその真相を探ろうと、ある人はそれを利用しようと、ある人はそれを忘れようと、ある人は向き合おうと…… 受け止め方は人によって様々ですが、この話でこの事件をなしにしては語れないものであると、作者としても自負しております。
この先、二人の運命が大きく動き出します。是非とも引き続きお読み頂ければ幸いです。読んでくださり本当にありがとうございました。
姉に想いを馳せて2への応援コメント
ごきげんよう、おお、女性ばかり、賑やかなご家庭だったんでしょうね。
今はバラバラになってしまったけれど、それでも何処かできっと元気で暮らしている筈。
そう信じられるだけの強さが姉達にはあったのでしょうし、そしてそう真っ直ぐに信じられる桜さんと絆ちゃん、彼女等もまた、強い女性なのだろうなと思えます。
作者からの返信
ごきげんようです!
女だらけの姉妹家庭…… 確かに、字面だけ並べればかなり華やかな家族ですね。ですけど両親がどっかへ行ってしまったので色々大変だったと思います。
バラバラになってしまった家族。だけれども、姉達の無事を心から信じることができるのは、以前一緒に暮らして培ったお互いの『絆』があるからだと思います。長く一緒に暮らした間だからこそ、姉達のことをよく知っている二人は過剰なまでに心配せず、家族が無事であると、そう信じることができた。
遠く離れても通じるものがある、姉妹の絆をテーマにした本作の一つのメッセージです。
そして、無事と分かっているからこそ、二人は思うのです。「いつか、会いたいと」
さて、二人は無事に姉達と再会することができるのでしょうか。是非とも読み進めて頂ければ幸いでございます。よろしくお願いします。
三年前の春への応援コメント
ごきげんよう、政治的信条で暗殺したのか、それとも精神錯乱で事に及んだのか、いずれにせよ、残された家族は針の筵ですよね、一般的な事件でさえ、日本という国は同調圧力も強いというのに、ましてやそんな内乱を収めた象徴をとなると。
北城村は、無人の廃村なんですか。
作者からの返信
ごきげんようでございます。
姉がどうして殺したのか。それは桜も絆も知る由もありません。だからこそ、彼女らの抱く疑念が自然と膨らんでしまう…… そんな生活がずっと続いていました。
大きな罪を犯した姉をもつ桜。同調圧力が強い国では排他的に扱われてしまいました。相手が『平和の象徴』と称される程、支持を得た人物であっただけに、その非難は凄まじいものであったことでしょう。
ちなみに北城村は無人の廃村……と言う程ではなくド田舎といった表現が当てはまるかと思われます。すっごい山奥だけど、一応人はいる……みたいな。そんな感じですね。冬は滅茶苦茶寒いですけど、生活は出来ます。
逸らし続けた現実への応援コメント
ごきげんよう、皇女って誰だろう、って思っていたら、そうか、姉妹が長野の鄙びた村に来た理由は、マスコミから逃れる為か。
しかし桜さんのお姉さまが皇女を殺した? 世界線がリアルな日本とは違うのかもしれませんが、どちらにせよ、大事件ですし、犯人の家族が囲まれてしまうのも、そしてそれから逃げ出したくなるのも理解できますね。
お姉さまとは、桜さんの実のお姉さまなんでしょうか。
いったい、何があったのか。
作者からの返信
ごきげんようでございます! 感想ありがとうございます。
そうなんです。いわゆるマスコミ等の非難から身を隠すために、二人は逃げるように引っ越しました。
この世界は現実の日本と世界線が異なりますが、個人的には『長い歴史の中でどこかで枝分かれしまった並行世界』を意識して作っております。その為、社会や国の内情、歴史は大きく異なりますが、文明や言語、地理といった大まかなところはリアルな日本と重なるようになっております。
皇女を殺したお姉さまは、おだ様の仰る通り『桜の実の姉』です。桜自身が重い『因縁』を感じる姉……そんな姉のせいで、絆と桜の二人は辛い生活となってしまいました。
さて、一体何があったのか。
この物語のストーリーの根幹がまさにそこにあります。
これから三年前に起きた『皇女暗殺事件』を中心に多くの人物が動いていきます。ただの家庭問題では収束しなくなった大事件。その妹である桜の運命やいかに!
是非とも、読んで頂ければ幸いでございます。
売木 絆への応援コメント
ごきげんよう、桜さんと絆ちゃん、血の繋がらない姉妹二人だけの長野県での暮らしが目に浮かぶような、とても丁寧な情景の描写が、素敵です。
このまま一般文芸作品として読み進めてしまいそうになります。
だけど、十代の姉妹ふたりがこの山間部の郷で暮らす、なにやり理由がありそうですし、なによりふたりを巡る因縁、因果が気にかかりますね。
都会に比べれば、親がかりの暮らしに比べれば不便で不都合もあるだろうけれど、それでも平穏な、幸せと呼んでも差し支えない暮らしのように見えますが、この先、どう展開していくのか、先へと気が逸ってしまいます。
作者からの返信
ごきげんようでございます。感想ありがとうございます。
お褒めの言葉を頂き、嬉しい限りです。まだまだ未熟なところがございますが、未熟なりにも北城村の寒さと二人の生活を頑張って書いてみました。
そして、おだ様が仰られた『因縁、因果』というワード……
そう! 因縁、因果、そうなんです! あらすじにもサラッと述べられておりますが、この『CODE:I』と言う小説は、まさにそれを一つのテーマとして重きに置いた作品なので、是非とも着目していただければと思います。
寒い北城村で、不便ながらもなんとか暮らしている血の繋がらない絆と桜。だけれども、これからこの二人の運命は大きく動きます。是非ともこの先も、読んで頂けたら幸いでございます。
Prologue:もう一人の妹への応援コメント
ごきげんよう、はじめまして。
この度は、拙作をフォローして下さり、本当にありがとうございます。
お礼を申し上げたいなと思ってお邪魔いたしました。
桜さんと絆さんの、不思議な、運命的な出逢いを描いたプロローグ。
言葉遣いや表現が、とても、情緒のある表現で、読んでいて吐息が零れました。
まるで私小説を読んでいるような、不思議な感覚がとても心地良くて。
ゆっくりになるかと思いますが、引き続き楽しませて頂こうと思っております。
作者からの返信
どうもです、初めまして!
こちらこそ、読んでいただき本当にありがとうございます。
序章は序章らしく、二人の『出会い』を書きました。二人の出会いは運命的でもありますが、もしかしたら桜が桜である以上、ある意味必然的なことだったのかもしれません。それが、この先に渡って描かれてゆきます(笑)
色々と褒めていただき光栄です。桜の心情もそうですが、二人の関係性にも力を入れてみました。一人称視点はここで一旦お休みになり、この先から三人称へと映り変わりますが、時折桜の一人称視点も挟んでいく予定です。
これからもよろしくお願いします。
Prologue:もう一人の妹への応援コメント
文章が非常に読みやすく、主人公の心情が丁寧に描かれていて没入感が増しています。導入部も、これからどうするんだ、どうなるんだ、という期待感があって読み進めたいと思える内容。
これから楽しく読ませていただきます。
作者からの返信
応援ありがとうございます。
嬉しいお言葉ばかりで光栄です。
これは桜が初めて絆と出会った時のことですね。これからこの話は桜と絆の関係から深々と追っていきながら進んでいきます。
楽しく読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします。
目覚めへの応援コメント
なんとも不穏な寝起きだがいったい……
作者からの返信
ちょっと怪しげな空気を意識して書いてみました。
「これから起こる不穏な出来事」の前兆のようにやってみましたが、難しいですね(汗