秋月融

短編五編。

文芸部の面々が文学に関して悩んだり悩まなかったりする物語。

※ブロマンス要素あり。

※暴力表現あり、となっていますが痛めつけたり、いじめの表現があるということはありません。
感情に任せて殴ってしまった、程度の内容の暴力表現があります。

１．怪人
元藤清十郎は、書けなくなった。というよりは書く気が起きない。
だがそうこうしているうちにも、コンクールの締め切りが近づいてくる。
もっとやる気があって努力にひたむきな人物が負うべきだ。そんなことを考える日々が続くが――。

２．導線の彼方
三上は次々と現れる"すごい人"に気おされて、自ら書かなくなった。
ただ、ある一人の人物のために短編小説を細々と書いていたのだが、それすらもいらないと言われ……。

３．秋月祭り
自身の書く小説に…続きを読む