雅やかな中華ファンタジー世界に魅了されます。

とにかく、言葉ひとつひとつが美しいのです。

その紡がれる言葉の表現が豊かで、その時代の風景、人物、心情の移ろいが、読むひとの脳裏に甦ってくるようです。
冒頭にて主人公が幸せを掴むことがわかるのですが、もどかしい思いをしたり、心和まされたり、不安にさせられたりと、読む方も感情移入してしまい、ハラハラドキドキワクワク非常に気持ちを揺り動かされて大変です。離れていても互いに惹かれあう二人、いいですね。
つい夢中になって、気がついたら物語の美しい世界に連れていってもらっていますよ。

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