優しい人ほど自分に優しくするのが難しい

主人公が抱えているのは、辛い過去でもありますが、自分自身を認められない自己否定の心なのかもしれません。
それは思春期に誰しもが抱える悩みなのかも。
時々フラッシュバックのように出てくる、主人公を傷つける言葉の数々。
一人でいた時は、それにただ項垂れる事しかできないでいた主人公ですが、一人の少年との出会いによって変わっていきます。
後ろ向きだった姿勢から、立ち向かう姿勢に。
その変化に、頑張れ、と声をかけたくなる御話です。

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