概要
この恋、誰にも言えなくなるなんて、させない。
202×年春、小学六年生の須美子は、不満が溜まっていた。流行り病のせいで、学校行事は何だかんだと変更されるし、友達ともなかなか遊べないからだ。特に、仲のいい男子の早川君に会えない日が長く続くのは、たまらなくつらい。行きたくても、母親が「あなた達はまだ小学生なんだから」と許してくれない。基本的に目上の人の言葉には逆らえない質なのだ。それでも、早川君の家に行きたい。須美子はようく考えて、あることを思い付く。
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