晋の文公がらみとなれば、狐偃など亡命に付き従った者たちにどうしても視線が向いてしまいますが。そこで郤缺とは。そこに欒枝も絡み、「文公の寵臣ではない側」の視点で描かれるところが面白い。
春秋時代を舞台にした歴史小説です。その文体はとても緻密で、人々の心理や風習がよく描かれています。キャラが策謀をめぐらすシーンが特に面白いです。……が、これはBLでもあるわけで。作者様は…続きを読む
まず、タイトルに惹かれて読ませていただきました。古代中国大好きです。とにかく執筆者様の筆力が素晴らしい。根気よく読みますと、物語に没頭できました。中国史の魅力にはまってしまいます。主人公の郤缺を…続きを読む
春秋戦国時代の物語。歴史書かと思うようなボリュームであり、だが作者の文力が高いためかスラスラと読めてしまうのが本作品の魅力。分からない漢字もフリガナを振ってくれたりと、親切丁寧に読者様の敬意も忘れな…続きを読む
10話まで拝読したレビューになります。紀元前630年頃の古代中国史を舞台に繰り広げられる人間ドラマが魅力的な本作。主人公は晋国の君主である重耳と敵対し死没した郤氏の息子、郤缺。蹂躙を逃れるた…続きを読む
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