06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
知恵を働かせて、巨大な敵に立ち向かう気持ちよさもさることながら、象達がその体躯を活かして暴れ回る姿も想像できて、臨場感を味わいました。どう相手を欺くのかと、顔を合わせない状態での駆け引きにもドキドキしました。
負けて捕らえられたハスドルバルとメテッルスとのやりとりも、戦が終わればノーサイドの精神を感じられて、グッときます。ともに命のやりとりをした者同士にしか芽生えない、友情を感じ取れました。
今ではきっと目にすることが出来ない、戦象にも興味を持ちました。子供頃からずっと一緒だったハスドルバルを、血を流しながらでも守ろうとするサランボーの姿もたまらなかったです。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
レビューありがとうございます!
有名ではありながら、今いち内容を知られていない、第一次ポエニ戦争の、その中のひとつの戦いをテーマにしているので、そこは気を遣って説明させていただきました。
その辺を汲んでいただいて、ありがたい限りです^^;
そして、ローマとその周辺国家との戦い、これはやはり誇りある、伝説的な戦いとして描くよう心掛けましたので、相手への敬意、これを取り上げていただき、本当に嬉しいです!
さて、ここからはコメントへの返信です。
知恵で戦うという、ある意味ローマらしい戦いを何とか書きたかったのです。
それに、象が出てくる戦いというのも、スペクタクル的にやってみたいなぁ、と^^;
そんなわけで、うってつけな戦いがこのパノルムスの戦いでした。
そしてハスドルバル、負ければ自国による死というのがわかっていて、こうして振る舞うという、傲慢だけど誇り高い「敵役」という難しい役どころでしたが、いただいたコメントを拝見すると、それを無事、演じられたようで何よりです^^;
サランボーがハスドルバルを守ろうとするのも、傲慢だけども決して無情ではないという、ハスドルバルのキャラを間接的に表現できたのではないかなぁ、と思います。
というか、象としての可愛さや愛情も表現したかったのです。
たまらないとおっしゃっていただいて、作者冥利に尽きます^^;
それでは、こちらこそ、大変素敵な自主企画に参加させていただき、ありがとうございます。
レビュー、ご感想、ありがとうございました!
ではではノシ
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
一気に拝読させていただきました。
最初から最後まで、とても興味深く読み進めました。
海外歴史もの、いいですね!
大好きなジャンル……にも関わらず、自分は調査の時間も事実を整理する記憶力も持ち合わせていないので、私は書けません。尊敬します (^^;)
それにしても。ハスバルドルからハンニバルへの名前のつなぎ。素晴らしいです。
全体に勢いある構成、著名人をバランスよく配する演出、そしてサランボーちゃん。
とても面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
一気読みしていただいて、嬉しい限りです。
海外歴史もの、日本史や三国志ものとちがって、あまり読まれない傾向があるのですが、私は好きなんでたまに書いてます^^;
といっても、私も不勉強ですので、主にwikipediaを中心にさらっと読んで、想像で書いております^^;
ハスドルバルといい、ハンニバルといい、カルタゴの人は「~~バル」の人が多いのが、名前ネタの決め手(?)でした(笑)
やっぱりバアル(バル)神の加護を願ってつけられるのではないかと思います。
そこをハンニバル襲来の予兆と持っていけたのは、密かに満足しておりましたので、素晴らしいと言われて嬉しいです。
あまり知られていない戦いなので、とにかくスピーディに戦いを展開し、かつ、「おお」と思われる有名人を配置させていただきました(笑)
サランボーちゃんは、長編だったらもうちょっと活躍&モフモフできたかもしれません^^;
こちらこそ、ありがとうございました。
03 開戦 ~シチリアに降り出した雨~への応援コメント
あ、嵐神(暴風の神)バアルとは!
バアル・ゼブルを引っ張り出した私の物語の一方のルーツですね (^_^)
作者からの返信
そうなんですよね(笑)
このあたりの世界も習合というか何というか、神さまにいろいろと設定付け加えたりしてて、よくよく見て考えると、ちがう神さまだったっていうことが往々にしてありますよね^^;
ありがとうございました。
04 嵐神(バアル)こそわが救いへの応援コメント
台詞が短いので、多分一般人でも読みやすいと思います!
特にスマホで読む場合はこの行間でベスト?
作者からの返信
長台詞も好きなんですけどね^^;
やっぱポエム的な感じで書いた方が、余韻があるかもなぁ……と中二病チックな感覚です(笑)
行間は悩みますね。
最近、若年層の視力低下も伝えられていますし、なるべく読み易く……と思って、書いてます^^;
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
ポエニ、キタ~~~
拝読します^^
作者からの返信
古代ローマって、ある意味憧れなんで、つい書いちゃいました^^;
ありがとうございます。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
成程、ハンニバルってそういう意味だったんですね。
確かに当時の名前風に最後に「バル」がついていますし納得ですね。
近い時代の物としては家に『ガリア戦記』と『パルサリア(内乱)』は所蔵しているのですが、肝心な『ローマ帝国衰亡史』を読んだのが中学の頃なので、キレイさっぱり内容を忘れていたので却って楽しめました。
第二次ポエニ戦争もお書きになられる予定はありますでしょうか?
期待しております。
作者からの返信
ハンニバルさんって姓が「バルカ(雷光)」だし、やっぱりその辺のリンクも考えて、親御さんのハミルカルさんが名付けたんじゃないかと思います。
で、ポエニ戦争で超有名となったハンニバルのおかげで、カルタゴが滅びた今となっても、バアル神へのカルタゴ人の思い入れを推察できます。
ギボンの「衰亡史」は実は読んでないんですよ^^;
塩野七生先生の「ローマ人の物語」ぐらいしか読んでいません。
その「ローマ人の物語」だと、この第一次ポエニ戦争はさらっと流されている感じでして、そのあたりが執筆動機だったりします。
マイナーだと、かえって注目してしまう、悪い癖です^^;
第二次ポエニ戦争は、古今東西語り尽くされているきらいがあります。
そういう意味では食指が動かない(酷い(笑))のですが、でも最近、メジャーなのでも、「自分なりに描く」のに挑戦したいなと思うところもあるので、機会があれば挑戦してみたいと思います。
ありがとうございました!
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
旧約聖書ではサタン以上の敵扱いのバアル神ですが、ユダヤ人側の立場で描かれていて140人のバアルの預言者がエリヤ一人に負けたりとか、酷い伝承のイメージが強いのですが、バアル信者側の立場の創作は珍しいので興味深いですね。まぁ、アナトみたいなとんでもなくおっそろしい女神が悪魔扱いされるのは分からなくも無いですがw
ウガリットの大神エルがYHWHの原型という説もあり、ローマ帝国がキリスト教を国教とする以前は他宗教にも強い影響力を持っていたにも関わらず、謎の部分も多いので当時の信仰は興味深いですね。
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございます。
カルタゴって、ローマに滅ぼされ、一説によるとローマに塩をまかれて呪われたと言われるくらい、その存在を消し去られた国です。
なので、もはや想像で書くしかなかったので、バアル神に対する姿勢をどうするかが微妙でした^^;
まあでもバアル神以外にも、メルカルト神というのもいるみたいなんで(ハミルカルは「メルカルトの僕」の意)、ふわっとした感じで、カルタゴを応援してくれる神様の一人で体育会系、みたいな立ち位置にさせていただきました。
ローマも多神教の国でしたが、結局のところキリスト教化してしまったこともあり、もしカルタゴが勝利していたら、そのキリスト教化が無い世界線もあるのでは、と思わされます。
たしかに、色々な意味で、ポエニ戦争は分水嶺だったかと思います。
そういう「気づき」を喚起する、名レビューかと存じます。
バアル神は、おそらく信仰するというか氏神というか、「豊作を頼んます」という感じで拝む人が多かったんじゃないかなぁ、と思います。
で、それを見た他の神様を崇める人たちはイラっとしていて、自作の聖典の中で復讐を遂げたんじゃないか、と^^;
……何でだか分かりませんが、カルタゴという国は、バアル神にあやかった名前を、しかも同名で別人にガンガン名付けちゃっており、ハズドルバルさんも実は何人も存在します。
ハンニバルさんも何人も存在します。
やっぱり農業国だし、豊作祈願みたいな感じでバンバン名付けちゃったんじゃないかなぁと思います。
拙作では戦いの神みたいな雰囲気を出してますが、やっぱり恵みの雨を降らせてくれる、気のいいオッチャンみたいなイメージだったのでは(笑)
まあ、妹さんのアナトさんは、うん、ちょっとマジ勘弁みたいなところで生暖かい目で見られていたのかも^^;
やはりローマが地中海世界を席巻し、そしてそのままキリスト教化してしまい、大神エルもふくめてウガリット神話を失われた伝説にしてしまったのが、後世からすると残念と言えば残念ですね。
ユリアヌスあたりでワンチャンあったかもしれませんが……^^;
ありがとうございました。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
完結おめでとうございます。
今回も楽しませていただきました。
この時代の歴史に関する本も何冊か読んでいるのですが、何せ固有名詞に馴染みがなく、同じ名前が多いために覚えられないという……。
戦象部隊は迫力がありますよね。飼い慣らして使いこなすというのもまた凄い。
しかし、四谷様の引き出しの多さには唸ってしまいます……日本史だけじゃないのですね……!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
カタカナの時点で、結構ハードルが高いかもしれません^^;
私の弟とか、「カタカナばかりで……分からん!」と怒ってました(笑)
象を飼おうという発想まではいいのですが、さらに戦いに使おうという発想が凄いですね。
象の立場からすると、「困ったゾウ(笑)」って気持ちでしょうね^^;
西洋史とかも結構好きな方で……たまに和のものばかり書いていると、書きたくなってしまうのです。
たぶん、和食もいいけど、パスタもねって気分になっちゃうのだと思います^^;
ありがとうございました!
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
完結お疲れさまでした!
当時の人名には「大」とか「小」とかも付いてたりしてややこしさ抜群ですが、こうして会話文を差し込んだ作品を読んでいくと理解度も深まりますね☆
象にも気概とプライドを持たせると、胸熱な描写も生まれて良きかな (*´ω`*)
とても面白かったです★★★
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
そうなんです、この時代のこの地域の人名、本当にややこしい(笑)
私の弟なんか、そのために世界史が嫌いになってしまったくらいです。
そんなわけで(どんなわけだ(笑))、小規模なちょっとした戦いを舞台にして、人名ネタについてはここぞという時にちょっとだけ出す感じにしました(笑)
象さんについては、やっぱり偉大な動物なんで、誇りある感じに描いてみました。
ターザンとかに出てくるような感じで^^;
ありがとうございました!
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
プロローグからエピローグまで
微細な揺れ、大きな揺れ
大地の揺れを感じながら
読み切りました。
歴史的な知識はありませんでしたが
重厚な人間ドラマが面白くて
なんとかついていけました(^◇^;)
ゾウさん部隊の頭、サランボーの
誇り高き姿が印象に残りました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
この時代の地中海世界って、激動の、その始まりというか予兆を感じる時代なので、そういう雰囲気を出してみました^^;
古代ローマって、あまり知られていないので、いっそのこと好きにやってみようと思い、少年漫画っぽい感じで、ライバル二人がブツかる感じにしてみました(笑)
サランボーちゃん(実は雌です)は、普段はおっとり優しい象さんです。
ただ、ハスドルバルに惚れているので、その辺が「誇り」につながっていると思います^^;
ありがとうございました。
02 シラクサのアルキメデスへの応援コメント
象は飾りかと思っていたら、主役級の立ち位置でしたか。
戦地へと赴くための訓練を経て、どのような絆が育まれていくのかという視点でも興味深い内容と……なるかな?
作者からの返信
このパノルムスの戦いは、象の攻略がカギとなる戦いなので、どうしても象さんが目立つ感じになります。
で、ローマが積年の象へのトラウマ(ピュロス王という王に象部隊でコテンパンにやられたトラウマ)を克服するのが味噌のお話になります^^;
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
時間の使い方が上手いですね☆
作者からの返信
恐縮です。
たまには、こういう感じのクライマックス直前から始まるタイプの話を書いてみたくなりまして♪
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
戦象部隊! ローマにカルタゴ!
嵐神が救い……紀元前のロマンの時代、楽しみです。かっこいい!
作者からの返信
めっちゃ古代の戦いって、たまに見たくなりまして……^^;
ギリシャ・ローマの頃って、何となく憧れがあって、つい書いてしまいました(笑)
かっこいいとおっしゃられて、嬉しいです!
お楽しみいただければ幸いです!
ありがとうございました。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
アルプスを越える象部隊、というのも凄いですね!
最近は近代の戦争についての本をよく読むんですが、この時代の戦争についても興味が湧きました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
第二次ポエニ戦争という戦争で、カルタゴのハンニバルが本当にやった作戦です>象でアルプス越え
誰もが「ええ……」と思う作戦をやってのける、恐るべき戦争の天才、それがハンニバルなのです^^;
ありがとうございました。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
登場する男たちが皆かっこいいですね。
短編小説で歴史を描くのは難しいと思いますが、四谷軒さんの書く歴史小説は短い中に「歴史」と「小説」のおもしろさが濃密に詰まっているように感じました。
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
古代ローマは、これでもかというくらいの人材(かっこいい人たち)が登場してくるので、その人たちを必死に描写しております^^;
短編って、ある意味、「世界」を切り取ることだと思っておりまして、その切り取り方にいろいろと四苦八苦しています(笑)
なので、「濃密に詰まっている」とおっしゃられると、とても嬉しいです。
ありがとうございました!
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
かくして因縁は、次の時代に持ち越された。
ローマの強さ、その一端に触れた気がする、濃厚な物語でした。面白かったです!
作者からの返信
第二次ポエニ戦争って、ハンニバルやスキピオをはじめとする将帥が現れて、分厚く、血沸き肉躍る時代で、古今東西で語り尽くされています。
でも、第一次ポエニ戦争も負けず劣らず丁々発止なものがあったんだよ……というところを書きたかったのです。
最終決戦のアエガテス諸島沖の海戦も、なかなかのものですし^^;
「濃厚」といってもらえて、とても嬉しかったです。
ありがとうございました!
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
この時代のローマの人材の厚さは目を見張ります。
倒しても倒しても優秀な指揮官が出てきて、最後には爽やかイケメンチートが登場。
どこのジャンプ主人公ですかという。
そして、嵐に耐えていたら気軽に海にも出て行くようにもなっちゃうし。
周辺国からすると、あいつらおかしいんじゃねえ、という迷惑さでしょうね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
やっぱり、幕末日本とかもそうですけど、危急存亡の秋というか変革期って、これでもかというぐらい人が出てきますね。
それでも、この時のローマは群を抜いていますが^^;
しかもこの時代のローマは、とどめに若き天才・スキピオが颯爽と現れて、ラスボスのハンニバルを撃破するとか……どんだけだよと思います(笑)
こうして海に陸にと羽を広げ、ついには「よっしゃガリア行って勢力伸ばすか」「よーしおじさん地中海も渡っちゃうぞ」とか言うユリウス・カエサルのおっさんが登場するし、確かに地中海世界の人たちからすると「!?」だったでしょうね(笑)
ありがとうございました。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
完結おめでとうございます。
久しぶりにこの時代の物語を読めて、とても嬉しかったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
古代ローマって歴史で習うだけで終わってしまう方が多いので、あまりこの国には馴染みのない時代です。
なので、こうして読んでもらえて、しかも「久しぶり」「嬉しかった」とおっしゃられると、感謝の念に堪えません。
ありがとうございました。
05 決着への応援コメント
さすが土木工事が得意なローマ軍。
傭兵と市民軍という差もあるのでしょうね。
しかし、カルタゴの将軍職も大変だ。
負けても刑死することのないローマの方が時代的にみて異質なんですが。
作者からの返信
面倒だから橋を立てちゃえとか、いやそれが面倒じゃないのと言いたくなる工事をやっちゃうローマ軍。
しかもこのころは市民兵だったから、ある意味士気が高いし……。
ちなみにファルト、アルビヌス、カトゥルスがこの戦いにいた、というのは私の創作です。
アエガテス諸島沖の海戦の面子を揃えたかったので……^^;
カルタゴの軍人に対するスタンスはかなりキツいですね。
まあ他の王国や帝国の将軍の扱いもこんなんだったでしょうから、たしかにローマの方が「変」だったんでしょう。
占いを無視して戦って負けた執政官を、「占いを無視したから」罰金を科して終わりとか、ありえない判決を下してますからね。
ありがとうございました。
05 決着への応援コメント
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
サランボー(T-T)象兵部隊は扱いが難しかったと世界各地に伝わっていますからね。
メテッルスの特化した防衛策に敗れたものの、ハスドルバルも統率を成し遂げた勇将であることに疑いないでしょう。
第一次ポエニ戦争にこのような舞台があったのだと知り、大変興味深くまた面白かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
象兵はピーキーな存在だったと思います。
うまく「嵌まれば」無類の攻撃力を発揮したと思いますが、メテッルスのように事前に対策を講じられたらアウトだったのでしょう。
史実のハズドルバルさんは、象兵を任されるだけあって、それなりの能力を持っていたと思います。
ただいかんせん、この時期のローマという、一番成長力の高い相手とやり合ってしまったのが運の尽きでした^^;
第一次ポエニ戦争は、第二次ポエニ戦争の陰に隠れたせいか、知名度の低い戦いがいくつかあります。
今回は、第一次ポエニ戦争終結の鍵となった男・メテッルスについてスポットライトを当ててみました。
お楽しみいただけたようで何よりです。
ありがとうございました。
04 嵐神(バアル)こそわが救いへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
迫る嵐に対して、入念な準備を整えて、策を施し、待ち受ける、か。
防衛戦なればこその緊張感が魅力的でした。メテッルス、部下に恵まれましたね。
あるいは、ローマが恵まれたのか。
面白かったです。
作者からの返信
何というか、この時代のローマって、かなり逆境なのですが、人には恵まれている印象です。
その代表格がメテッルスであり、ファルトだったりします。
このあたりの積み上げが、第二次ポエニ戦争という「嵐」への備えになったのでは……と思ったりします。
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
オープニングの文言からググッときました。
ドラマチックな何かが始まる予感に
心が騒つきます。
また一つ、歴史の扉が開くのですね。
今回は紀元前のお話ということで
相変わらず歴史にチンプンカンプン🌀
の私ですが、なんとか
ついていきます!
だって、もう銀幕を前に
観客席に座っちゃったもんね〜(^◇^;)
作者からの返信
ありがとうございます。
古代ローマ、という時点で書く手も何かぷるぷる来るものがありました(笑)
私の弟が見たら、「人名がカタカナばっかり! だから世界史は苦手!」と怒り出す感じのお話ですが(実際にそう言って世界史を避けてました^^;)、何とかお読みいただければと思います。
ありがとうございました!
04 嵐神(バアル)こそわが救いへの応援コメント
いよいよ決戦のときですね。
因縁の対決。
作者からの返信
カルタゴ本国からすると、本命(ハミルカル)の露払いと思われているんだろうなぁという、切ない因縁の対決です。
ありがとうございました。
編集済
03 開戦 ~シチリアに降り出した雨~への応援コメント
こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
息子さんが人類史五指に入る超絶級指揮官だから目立ちませんが、親父さんも大概な強さですからね(⌒-⌒; )
嵐神に対し怯えるのでなく、戦って勝つ手段を模索するメテッルスもまた類い稀なる精神力の持ち主といえるでしょう。
彼の見つけたものが楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
バルカ家は化け物としか言いようがありません(笑)
アナザー・ハズドルバル(ハミルカルの娘の婿)もいて、ホントにヤバい一家です。
メテッルスは、実はこのパノルムスの戦いのあと、第一次ポエニ戦争を終結に導く裏方となります。
また、後年、最高神祇官に就任するのですが、その時、ローマ神殿が火事に遭い、その炎の中に飛び込んで神像を救出する(結果、失明してしまいます)とか、ありえないことをやってのける精神力の持ち主です。
ありがとうございました。
03 開戦 ~シチリアに降り出した雨~への応援コメント
高校の世界史も、この作品のように小説の体裁で学べたならば、多くの学生さんがこの時代に興味を持ってくれるかもしれない。そう思っていました。
「エウレカ(みつけた)」と叫ばれるまでは・・・(^_^;)すいません、最後の最後で、某アニメのことを思い出してしまいまして・・・(^▽^;)
作者からの返信
田中芳樹先生が「歴史は、教科書に載っていないところの方が面白い」とおっしゃっているのですが、実はそういうところを拾って書いています。
なので、学べたならば、とおっしゃっていただけるのは、最大の賛辞として、ありがたく頂戴します^^;
エウレカ、これもまた懐かしいですね(笑)
ユリイカと書こうか悩みましたが、あのアニメのことを考えると、エウレカにして良かったです^^;
ありがとうございました。
03 開戦 ~シチリアに降り出した雨~への応援コメント
戦象部隊は実際目にすると恐ろしかったでしょうね。
後世からみるとあまり活躍したという印象はなく、むしろやられ役感がありますけれども。
重箱の隅ですが、この時期のローマ人エリート層は髭を剃っていたんではないかと思います。
作者からの返信
恐らく小型のインド象タイプの象だったのではないかと思います。
アフリカ象は人に慣れないので。
ある意味、戦車みたいな印象でしょうか。
「アルスラーン戦記」だと、何か知らん間に出て来て、結局あっさり倒されてしまっている観があります。
まあアルスラーン麾下の将軍たちが強いっていう印象づけのために出て来たんでしょうけど。
髭……そういえば、ユリアヌスも「髭嫌い」とか著してました。
修正しておきます。
ありがとうございました。
02 シラクサのアルキメデスへの応援コメント
今作を読んで、日本に象が来た話(江戸時代)を思い出しました。今の日本には、象印という名前の会社があるくらいですから😅CMが懐かしい😂
それだけ、象と人類の関わりは、古から、そして世界中にあったということですね。そう思うと感慨深いですし、象さんが安心して暮らせる環境を残さねばとも思いました。
作者からの返信
象が来たぞうってサラッと書こうと思ったけど、やめておいてよかったと思う今日この頃です(笑)
象印、懐かしいですね。
おっしゃるとおり、昔は、象はもっと人間に身近な存在だったのでしょう。
古代の中国も象がいたような記述が残っているようですし。
そういう風に、象がもっといっぱいいられるような、そんな環境になっていけばいいですね。
ありがとうございました。
02 シラクサのアルキメデスへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ピュロス王って、古代史に名高い戦上手なんですよね。
なお、現在に伝わる〝ピュロスの勝利〟=割に合わない。
某ゲームでいうところの、やっつけ負け。
戦略と戦術が別物って、人類が理解するのは遥か先ですもの。一部の哲学者や兵法家は理解していた(孫子とかいうレジェンド)ようですが。
ローマとカルタゴに留まらず、時代背景が描かれて面白いですね♪
作者からの返信
ピュロス王は傭兵稼業でなく、まっとうな征服王として生きていたら、小アレクサンドロスみたいな感じだったのかも……と妄想します。
しかしそのピュロス王も、よりによってローマを相手にガチバトル。
しかもローマはホームなので、次から次へと将兵を送り込む……キツ過ぎですね^^;
そして後世に「ピュロスの勝利」の逸話の人として伝わるという……何とも言えません(笑)
このあと、ハンニバルやスキピオが登場するまで、いろいろと西洋世界も兵法を模索する期間だったと思います。
そういうあたりも書ければなぁと思いつつ、時代背景を盛り込んでみました♪
ありがとうございました!
02 シラクサのアルキメデスへの応援コメント
アルキメデスに喧嘩売るってことはシラクサを敵に回すようなものじゃ……。
ヒエロンも存命でしょうし。
ハスドルバルさんずいぶんと血の気が多いですねえ。
作者からの返信
シラクサが 叛服常無らないのは気に入らない、とでも考えていたんじゃないでしょうか。
アルキメデスを敵に回してもシラクサとのガチバトルには至らない、という計算しているのでしょう。
アルキメデスは自力で反論するタイプでしょうから、親戚のヒエロンのおっちゃんに「助けて~」はしないでしょうし。
……何というか、この時代のカルタゴ人の傲慢さを私がイメージして作ったキャラなんで、どうしても血気盛んですね^^;
ありがとうございました。
02 シラクサのアルキメデスへの応援コメント
ピュロス王の戦い、相当に酷いものだったんでしょうね。
メッテルスの思い。こうした当時の感情を想像して書かれていて、そこがわかるのが、とても面白いと思います。
作者からの返信
ピュロスは勝ちはしたものの、麾下の将兵はボロボロでした。
一方でローマは負けても負けてもくらいついて行くという戦い方で、かろうじてピュロスが帰ったものの、やっぱりボロボロでした……。
メテッルスは幼少の頃にそれを見ていたんじゃないか、という私の想像でございまして、「面白い」とおっしゃられて、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
『執政官』という単語が懐かしい😂高校の世界史ぶりです😅
作者からの返信
そういう習った言葉を使えるというのが、歴史ものを書くことの醍醐味だったりします(笑)
ありがとうございました♪
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ローマとカルタゴ、地中海の覇権をかけた人類史に残る戦いですね。
どのように描かれるのか、今から楽しみです。導入からワクワクしますね。面白かったです。
作者からの返信
ローマとしては、シチリア島のヤクザの喧嘩みたいなのに巻き込まれ、覇王カルタゴと戦わざるを得なかったという不運(笑)……それが第一次ポエニ戦争です。
ちょっとガチで書くとキリが無いので、挿話的な感じでやらせていただきました^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
ポエニ戦争ですか。
この時期のローマは国として上昇期だった感が強いですね。
大国カルタゴ相手によーやるわ。
作者からの返信
この第一次ポエニは、「ローマ人の物語」でもサラッと流されて、ハンニバルとスキピオの第二次ポエニの濃いお話に行っちゃってます。
まあでも、私としてはそういう目立たない方が好きなわけで……(笑)
おっしゃるとおり、新興ローマが、しかもピュロス王とのガチバトルのあとに、ジャイアンのカルタゴ相手に奮闘するところが凄いなぁ、とも思うわけです^^;
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
戦象部隊!
すごく興味あります!
象ってのんびりしたイメージがありましたが、結構戦争に使われてるし意外と獰猛なんですね……。
作者からの返信
昔のインドだと、戦象部隊って結構出てくるみたいです。
古代地中海世界だと、わりとギリシャ系の都市国家でも戦象部隊を持っているところもあったようです。
ちなみに拙作でも触れますが、ギリシャ系の都市・エペイロスの王、ピュロスという人も、戦象部隊を率いてローマと戦って、善戦しています(拙作の少し前の時代です)。
というわけで、ローマにとっては、ちょっとトラウマな戦象部隊となります。
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
ハスドルバルの名前の意味、格好良いですね…!プロローグから引き込まれました!
ポエニ戦争のお話、どのように描かれるか楽しみにしています。
作者からの返信
わりとカルタゴの人って、嵐や雨の神の「バアル」が好きで、ハンニバルも「バアルの恵み」という意味のようです。
そのハンニバルが活躍した第二次ポエニ戦争ではなく、第一次ポエニ戦争という、ちょっと知られていない戦いの一幕を描かせていただきました。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
バールのようなもの、ではなくバアルでしたか。今回は西洋史になりますね、楽しみにしています。
作者からの返信
そうそう(笑)
バールのようなものと誤解されそうなので、敢えてバアルとルビを振りました^^;
和や中華な世界もいいのですが、書いていると西洋カタカナな世界を書きたくなるという……。
パスタを食べたくなる心理と似ているかもしれません(笑)
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
01 プロローグ 紀元前二五一年、シチリア、パノルムスにてへの応援コメント
おお、これは歴史ものでもまた、珍しい世界史を、とても楽しみです。
作者からの返信
古代ローマって、結構憧れておりまして……いつかはやってみたいと思っていたのですが、いざやろうとすると壮大で……^^;
なかなか短編に切り出せそうなのが見つからなかったのですが、いっそのことポエニ戦争の一幕、ということで書くか、ということにいたしました。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
06 エピローグ そして第二次ポエニ戦争へへの応援コメント
「あーん、ハス様とサランボーが死んだ! 以下略」
というしょっぱなの軽いギャグはともかく、第一次ポエニ戦争は全然知らなかったのでドキドキの連続でした!ヽ(゚∀゚)ノ
中でも戦象部隊を迎え撃つぞう、じゃなくて迎撃の描写は緊迫感に手に汗握りました(ダジャレ混ぜんなw)
嵐神こそわが救い――ハスドルバルは敗れたが、いずれ雷光とともに来たる嵐神の恵み――ハンニバル・バルカを予感させるラストも鳥肌ものでした。
パノルムスの戦いは終わっても、ポエニ戦争は「まだだ! まだ終わらんよ!」「もうちょっとだけ続くんじゃ」……(ネタも混ぜんなw)
六日間楽しかったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
くすん……美形薄命だ……(笑)
いや、二人(一人と一頭?)は美形ですよ、描写してないけど(笑)
第一次ポエニ戦争って地味なんですよね^^;
第二次がハンニバルとかスキピオとか名将がド派手な戦いを繰り広げているのに比して。
だからこそ書きたいと思ってしまう、そんな私です(笑)
そんなわけで、戦象戦を書くぞうと意気込んで(?)、一生懸命書きました。
こういうバトルシーンって「アルスラーン戦記」みたいで憧れるんですよね^^;
かくして嵐の神の救いは尽きましたが、いずれふたたびカルタゴは、嵐の神の恵みを得た英雄により、ローマを襲い来ることでしょう。
第二次ポエニ戦争の「におい」を出すラストは、ちょっと狙ってましたんで、お褒めいただいて、嬉しい限りです^^;
あっ、第一次ポエニ戦争は、おっしゃるとおり、まだ終わらんのです(笑)
むしろ「ここからが本当の地獄だ……」って感じで(笑)
お楽しみいただけたようで何よりです^^;
ありがとうございました!