一気に拝読させていただきました。
最初から最後まで、とても興味深く読み進めました。
海外歴史もの、いいですね!
大好きなジャンル……にも関わらず、自分は調査の時間も事実を整理する記憶力も持ち合わせていないので、私は書けません。尊敬します (^^;)
それにしても。ハスバルドルからハンニバルへの名前のつなぎ。素晴らしいです。
全体に勢いある構成、著名人をバランスよく配する演出、そしてサランボーちゃん。
とても面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
一気読みしていただいて、嬉しい限りです。
海外歴史もの、日本史や三国志ものとちがって、あまり読まれない傾向があるのですが、私は好きなんでたまに書いてます^^;
といっても、私も不勉強ですので、主にwikipediaを中心にさらっと読んで、想像で書いております^^;
ハスドルバルといい、ハンニバルといい、カルタゴの人は「~~バル」の人が多いのが、名前ネタの決め手(?)でした(笑)
やっぱりバアル(バル)神の加護を願ってつけられるのではないかと思います。
そこをハンニバル襲来の予兆と持っていけたのは、密かに満足しておりましたので、素晴らしいと言われて嬉しいです。
あまり知られていない戦いなので、とにかくスピーディに戦いを展開し、かつ、「おお」と思われる有名人を配置させていただきました(笑)
サランボーちゃんは、長編だったらもうちょっと活躍&モフモフできたかもしれません^^;
こちらこそ、ありがとうございました。
成程、ハンニバルってそういう意味だったんですね。
確かに当時の名前風に最後に「バル」がついていますし納得ですね。
近い時代の物としては家に『ガリア戦記』と『パルサリア(内乱)』は所蔵しているのですが、肝心な『ローマ帝国衰亡史』を読んだのが中学の頃なので、キレイさっぱり内容を忘れていたので却って楽しめました。
第二次ポエニ戦争もお書きになられる予定はありますでしょうか?
期待しております。
作者からの返信
ハンニバルさんって姓が「バルカ(雷光)」だし、やっぱりその辺のリンクも考えて、親御さんのハミルカルさんが名付けたんじゃないかと思います。
で、ポエニ戦争で超有名となったハンニバルのおかげで、カルタゴが滅びた今となっても、バアル神へのカルタゴ人の思い入れを推察できます。
ギボンの「衰亡史」は実は読んでないんですよ^^;
塩野七生先生の「ローマ人の物語」ぐらいしか読んでいません。
その「ローマ人の物語」だと、この第一次ポエニ戦争はさらっと流されている感じでして、そのあたりが執筆動機だったりします。
マイナーだと、かえって注目してしまう、悪い癖です^^;
第二次ポエニ戦争は、古今東西語り尽くされているきらいがあります。
そういう意味では食指が動かない(酷い(笑))のですが、でも最近、メジャーなのでも、「自分なりに描く」のに挑戦したいなと思うところもあるので、機会があれば挑戦してみたいと思います。
ありがとうございました!
完結おめでとうございます。
今回も楽しませていただきました。
この時代の歴史に関する本も何冊か読んでいるのですが、何せ固有名詞に馴染みがなく、同じ名前が多いために覚えられないという……。
戦象部隊は迫力がありますよね。飼い慣らして使いこなすというのもまた凄い。
しかし、四谷様の引き出しの多さには唸ってしまいます……日本史だけじゃないのですね……!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
カタカナの時点で、結構ハードルが高いかもしれません^^;
私の弟とか、「カタカナばかりで……分からん!」と怒ってました(笑)
象を飼おうという発想まではいいのですが、さらに戦いに使おうという発想が凄いですね。
象の立場からすると、「困ったゾウ(笑)」って気持ちでしょうね^^;
西洋史とかも結構好きな方で……たまに和のものばかり書いていると、書きたくなってしまうのです。
たぶん、和食もいいけど、パスタもねって気分になっちゃうのだと思います^^;
ありがとうございました!
完結お疲れさまでした!
当時の人名には「大」とか「小」とかも付いてたりしてややこしさ抜群ですが、こうして会話文を差し込んだ作品を読んでいくと理解度も深まりますね☆
象にも気概とプライドを持たせると、胸熱な描写も生まれて良きかな (*´ω`*)
とても面白かったです★★★
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
そうなんです、この時代のこの地域の人名、本当にややこしい(笑)
私の弟なんか、そのために世界史が嫌いになってしまったくらいです。
そんなわけで(どんなわけだ(笑))、小規模なちょっとした戦いを舞台にして、人名ネタについてはここぞという時にちょっとだけ出す感じにしました(笑)
象さんについては、やっぱり偉大な動物なんで、誇りある感じに描いてみました。
ターザンとかに出てくるような感じで^^;
ありがとうございました!
プロローグからエピローグまで
微細な揺れ、大きな揺れ
大地の揺れを感じながら
読み切りました。
歴史的な知識はありませんでしたが
重厚な人間ドラマが面白くて
なんとかついていけました(^◇^;)
ゾウさん部隊の頭、サランボーの
誇り高き姿が印象に残りました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
この時代の地中海世界って、激動の、その始まりというか予兆を感じる時代なので、そういう雰囲気を出してみました^^;
古代ローマって、あまり知られていないので、いっそのこと好きにやってみようと思い、少年漫画っぽい感じで、ライバル二人がブツかる感じにしてみました(笑)
サランボーちゃん(実は雌です)は、普段はおっとり優しい象さんです。
ただ、ハスドルバルに惚れているので、その辺が「誇り」につながっていると思います^^;
ありがとうございました。
この時代のローマの人材の厚さは目を見張ります。
倒しても倒しても優秀な指揮官が出てきて、最後には爽やかイケメンチートが登場。
どこのジャンプ主人公ですかという。
そして、嵐に耐えていたら気軽に海にも出て行くようにもなっちゃうし。
周辺国からすると、あいつらおかしいんじゃねえ、という迷惑さでしょうね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
やっぱり、幕末日本とかもそうですけど、危急存亡の秋というか変革期って、これでもかというぐらい人が出てきますね。
それでも、この時のローマは群を抜いていますが^^;
しかもこの時代のローマは、とどめに若き天才・スキピオが颯爽と現れて、ラスボスのハンニバルを撃破するとか……どんだけだよと思います(笑)
こうして海に陸にと羽を広げ、ついには「よっしゃガリア行って勢力伸ばすか」「よーしおじさん地中海も渡っちゃうぞ」とか言うユリウス・カエサルのおっさんが登場するし、確かに地中海世界の人たちからすると「!?」だったでしょうね(笑)
ありがとうございました。
完結おめでとうございます。
久しぶりにこの時代の物語を読めて、とても嬉しかったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
古代ローマって歴史で習うだけで終わってしまう方が多いので、あまりこの国には馴染みのない時代です。
なので、こうして読んでもらえて、しかも「久しぶり」「嬉しかった」とおっしゃられると、感謝の念に堪えません。
ありがとうございました。
知恵を働かせて、巨大な敵に立ち向かう気持ちよさもさることながら、象達がその体躯を活かして暴れ回る姿も想像できて、臨場感を味わいました。どう相手を欺くのかと、顔を合わせない状態での駆け引きにもドキドキしました。
負けて捕らえられたハスドルバルとメテッルスとのやりとりも、戦が終わればノーサイドの精神を感じられて、グッときます。ともに命のやりとりをした者同士にしか芽生えない、友情を感じ取れました。
今ではきっと目にすることが出来ない、戦象にも興味を持ちました。子供頃からずっと一緒だったハスドルバルを、血を流しながらでも守ろうとするサランボーの姿もたまらなかったです。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
レビューありがとうございます!
有名ではありながら、今いち内容を知られていない、第一次ポエニ戦争の、その中のひとつの戦いをテーマにしているので、そこは気を遣って説明させていただきました。
その辺を汲んでいただいて、ありがたい限りです^^;
そして、ローマとその周辺国家との戦い、これはやはり誇りある、伝説的な戦いとして描くよう心掛けましたので、相手への敬意、これを取り上げていただき、本当に嬉しいです!
さて、ここからはコメントへの返信です。
知恵で戦うという、ある意味ローマらしい戦いを何とか書きたかったのです。
それに、象が出てくる戦いというのも、スペクタクル的にやってみたいなぁ、と^^;
そんなわけで、うってつけな戦いがこのパノルムスの戦いでした。
そしてハスドルバル、負ければ自国による死というのがわかっていて、こうして振る舞うという、傲慢だけど誇り高い「敵役」という難しい役どころでしたが、いただいたコメントを拝見すると、それを無事、演じられたようで何よりです^^;
サランボーがハスドルバルを守ろうとするのも、傲慢だけども決して無情ではないという、ハスドルバルのキャラを間接的に表現できたのではないかなぁ、と思います。
というか、象としての可愛さや愛情も表現したかったのです。
たまらないとおっしゃっていただいて、作者冥利に尽きます^^;
それでは、こちらこそ、大変素敵な自主企画に参加させていただき、ありがとうございます。
レビュー、ご感想、ありがとうございました!
ではではノシ