旧約聖書ではサタン以上の敵扱いのバアル神ですが、ユダヤ人側の立場で描かれていて140人のバアルの預言者がエリヤ一人に負けたりとか、酷い伝承のイメージが強いのですが、バアル信者側の立場の創作は珍しいので興味深いですね。まぁ、アナトみたいなとんでもなくおっそろしい女神が悪魔扱いされるのは分からなくも無いですがw
ウガリットの大神エルがYHWHの原型という説もあり、ローマ帝国がキリスト教を国教とする以前は他宗教にも強い影響力を持っていたにも関わらず、謎の部分も多いので当時の信仰は興味深いですね。
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございます。
カルタゴって、ローマに滅ぼされ、一説によるとローマに塩をまかれて呪われたと言われるくらい、その存在を消し去られた国です。
なので、もはや想像で書くしかなかったので、バアル神に対する姿勢をどうするかが微妙でした^^;
まあでもバアル神以外にも、メルカルト神というのもいるみたいなんで(ハミルカルは「メルカルトの僕」の意)、ふわっとした感じで、カルタゴを応援してくれる神様の一人で体育会系、みたいな立ち位置にさせていただきました。
ローマも多神教の国でしたが、結局のところキリスト教化してしまったこともあり、もしカルタゴが勝利していたら、そのキリスト教化が無い世界線もあるのでは、と思わされます。
たしかに、色々な意味で、ポエニ戦争は分水嶺だったかと思います。
そういう「気づき」を喚起する、名レビューかと存じます。
バアル神は、おそらく信仰するというか氏神というか、「豊作を頼んます」という感じで拝む人が多かったんじゃないかなぁ、と思います。
で、それを見た他の神様を崇める人たちはイラっとしていて、自作の聖典の中で復讐を遂げたんじゃないか、と^^;
……何でだか分かりませんが、カルタゴという国は、バアル神にあやかった名前を、しかも同名で別人にガンガン名付けちゃっており、ハズドルバルさんも実は何人も存在します。
ハンニバルさんも何人も存在します。
やっぱり農業国だし、豊作祈願みたいな感じでバンバン名付けちゃったんじゃないかなぁと思います。
拙作では戦いの神みたいな雰囲気を出してますが、やっぱり恵みの雨を降らせてくれる、気のいいオッチャンみたいなイメージだったのでは(笑)
まあ、妹さんのアナトさんは、うん、ちょっとマジ勘弁みたいなところで生暖かい目で見られていたのかも^^;
やはりローマが地中海世界を席巻し、そしてそのままキリスト教化してしまい、大神エルもふくめてウガリット神話を失われた伝説にしてしまったのが、後世からすると残念と言えば残念ですね。
ユリアヌスあたりでワンチャンあったかもしれませんが……^^;
ありがとうございました。
オープニングの文言からググッときました。
ドラマチックな何かが始まる予感に
心が騒つきます。
また一つ、歴史の扉が開くのですね。
今回は紀元前のお話ということで
相変わらず歴史にチンプンカンプン🌀
の私ですが、なんとか
ついていきます!
だって、もう銀幕を前に
観客席に座っちゃったもんね〜(^◇^;)
作者からの返信
ありがとうございます。
古代ローマ、という時点で書く手も何かぷるぷる来るものがありました(笑)
私の弟が見たら、「人名がカタカナばっかり! だから世界史は苦手!」と怒り出す感じのお話ですが(実際にそう言って世界史を避けてました^^;)、何とかお読みいただければと思います。
ありがとうございました!
おお、これは歴史ものでもまた、珍しい世界史を、とても楽しみです。
作者からの返信
古代ローマって、結構憧れておりまして……いつかはやってみたいと思っていたのですが、いざやろうとすると壮大で……^^;
なかなか短編に切り出せそうなのが見つからなかったのですが、いっそのことポエニ戦争の一幕、ということで書くか、ということにいたしました。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
ポエニ、キタ~~~
拝読します^^
作者からの返信
古代ローマって、ある意味憧れなんで、つい書いちゃいました^^;
ありがとうございます。