心に暗がりがある人に、ぜひ読んで欲しいと思える作品。

晴れ渡った空のように朗らかな性格の主人公と、じんわりと染みる温かみのある博多弁で織りなす物語は、底抜けに明るく、時に繊細に、人の心を徹底的に描き切っています。

読後、題材から暗い印象という先入観を持ってしまっていたことを、恥じる自分がいました。
心の機微を紐解くお手本のようなお話です。

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