地に堕ちた黒き龍は小さな光に出会い、やがて再び天を翔ける。

平和で穏やかな長閑村に血にまみれた男が流れ着く。

荒々しくもどこか温もりを感じさせるその男の名は駿太郎。

駿太郎は幼い隆に見出され一命を取り留める。

駿太郎と隆は打ち解け合い、互いに影響を与えあっていく。

荒々しい駿太郎の心が隆の純粋な心に洗われて長閑村に馴染み始めると、運命の歯車は急激に動き出しやがて世界を巻き込む大いなる旅路へと二人を押し流していく。


魂のもつ小さな温もりと、愛ゆえに己を変えていく強さ…

身近にあり、どこにもない。唯一の世界観で描かれた名作です。

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