軍人令嬢と同棲することになった話

※序盤、2万文字は普通に戦闘の話です。


フェリーン(猫耳族)のノルン・セルティカはサーミル軍先遣隊を担う隊長の一人。
そんな彼女には戦功がほとんどなく、しかし評価として記録されていない人命救助の逸話は数知れず。

ある日、ノルン率いる先遣隊が冒険者の前線基地施設で医療サポートをしていたところ、未確認のモンスターが飛来した。
突然の事態を前にノルンたちは成すすべもなく、彼女は少しでも多くの仲間と負傷者を小型輸送車に押し込んだ。

名乗りを挙げた仲間と共にしんがりを務めるノルンの前に現れたのは主人公カイだった。
カイとしては結果的にノルンを守ることになったのだが、ノルンと急激に距離を縮めることになり、同棲に至る――その一歩手前の話。