一応レーベルはラノベのレーベルで出してるが中身は新感覚の純文芸であり直木賞あたりにノミネートしてもおかしくない。嘘じゃないですよ?
明治文語文とラノベを組み合わせる人は本当にこれまでほぼ居なかった。つまりこの作者は新しい文芸のジャンルを開拓したのであって芥川賞・直木賞にノミネートされてもおかしくない。そのくらいの作品です。
たしかにこの作品は人を選ぶとは思う。もう大学入試から明治文語文の出題がほぼ消えて久しい。それどころか高校国語教育から「小説」自体が消えそうな勢いだ。そんな令和の日本に「否!」と筆者は言ってるような気がするのだが気のせいだろうか。