創作欲という呪いが幾多の物語を生む

我々は物語を読み、そこから影響を受け、自分もそのようなものを作りたいと願う。
それがもし呪いだとしたら?
我々の中から湧き出るアイディアやプロット、設定が自らの内奥に居座るシェヘラザードからもたらされているのではと錯覚しかねない。

創作を行う者にとってもこの作品群は〝呪い〟となり得るかもしれない。
なぜならば、この作者の手によって生み出された物語が新たなアイディアをもたらし、創作者を誘うからだ。
物語れ、と。

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