概要
彼を埋めて、「終わり」の前に、共に終わってしまおうと考えている。
「世界の終わり」まであと七日、彼は三か月ほど前から挙動不審だ。
三か月前、エネルギーを失くして弱った星を延命させるための、「星の子」のしるしが彼の胸に現れたのだ。彼は自らを犠牲にして星を延命させるべきか、否か、悩んでいた。
自分はそんな彼の様子に気づかぬふりをしながら、郊外にあるポピー畑を買っていた――
2021/5/11 pixivにて開催「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」に投稿作。
三か月前、エネルギーを失くして弱った星を延命させるための、「星の子」のしるしが彼の胸に現れたのだ。彼は自らを犠牲にして星を延命させるべきか、否か、悩んでいた。
自分はそんな彼の様子に気づかぬふりをしながら、郊外にあるポピー畑を買っていた――
2021/5/11 pixivにて開催「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」に投稿作。
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