名前を奪われた主人公による魔怪奇な物語

ある日の夏祭り、突如として『名前』を奪われた主人公。
名前というある意味一番大切な物を失ってからの五年間は、彼女の取り巻く全てが変わったともいってもいい。イジメ、拭いきれない違和感。そして『妖怪たち』。
非日常になっていく日常に現れたのは、超イケメンのお兄さんだった……。

摩訶不思議な現象と、ちょっぴり怖いホラーチックな本作は、だがしかしクスリと笑える所もあって、読者を飽きさせません。逆に取り込まれてしまいます。
大長編の物語ですが、ストーリー展開も速く、また主軸がしっかりしているのでエタる事は無いかと。

主人公とお兄さんの掛け合いが面白いです。是非読んでみてはどうでしょうか?

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