食事は民度を豊かにする。「オイシイ！」は世界共通の感情だ☆

カタコトの日本語しか話せない見目麗しき女性を助けることとなった主人公。腹を空かせた彼女に自慢のお茶漬けを振る舞ったのが、彼の運の尽きだった。いや、尽きてはいない。人生を大きく変える出会いだった。
彼女の「オイシイ！」という言葉に絆され、次々と拘りのあるメニューを披露してゆく。彼女の胃袋をガッチリ掴んだ主人公に待ち受けていたのは、予想外のハッピーエンドだった。

一つ一つのメニューに味わい深いアレンジが加わり、どの献立も非常に美味しそうだった。彼女の豪快な食べっぷりも、美味しいからこその描写なのだろうと思えるほどに。
その料理の腕が、主人公の人生を大きく変えてゆく。奇想天外なアイデアと彼の生き様を読み終えた時、きっと「凄いな、ビズリーチ！」と叫びたくなるのは、愛宕だけではないと思う☆