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概要
少女の二つ名の所以は、全てが罠であること――特殊な関係の二人の逃避行
ある日、生きる意味を失った殺し屋・エスカードは、任務の執行中、『ネズミ捕り』に引っかかる。幸い脱出はできたものの時間は食われるし怪我で俊敏な動きはできない。誰だ、こんなところに、僕でも気づかない罠を置いたのは。そう思った時、「私だよ」と言って現れたのは、幼き少女・『罠の執行人』ことクレアだった。少女に思わず見とれるエスカード。「君が、僕でも気づかないような罠を置いたのか?」「え、私のこと知らない?『罠の執行人』って呼ばれてるあの」「知らな……かったが、今、君に興味を持った。一緒に逃げないか?」「え、ちょっと待って。依頼は?」「二人ですっぽかそう」「いやでも、あなたは世界のために暗殺を……」「世界?そんなの知るか。たった今、俺は生きる意味を見つけた気がするんだ。だから、世界よりも、こっちが先だ
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