文楽者の朝詩久楽と申します。主な自費出版の書籍には【推理論】や【風雲の児】、【焔の遊歩者】があります。 彼れや此れやと至らぬ所があるかも知れませんが何卒、宜し…
この小説は、シャーロック・ホームズ『最後の事件』を題材にした、いわゆるパスティーシュです。ホームズの宿敵、ジェイムズ・モリアーティ(作中では『教授』とだけ呼ばれている)を師と仰ぐ青年マーカスの視点で…続きを読む
『教授』。この単語を見ただけで、ホームズファンなら誰のことか容易に察せられるであろう。そう、これはホームズの宿敵、モリアーティの側から描かれるパスティーシュである。とはいえ、主役はモリアーティではな…続きを読む
「JM」。彼は決して「悪」の一言で語り切れるような男ではない。彼には彼の信念がある……本作への第一印象はこれです。ドイル氏が描かなかった彼の心の奥底がじわじわと滲み出てくるようです。隙のない文…続きを読む
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