姿が何であれ、相棒として共に歩んで行く物語
- ★★★ Excellent!!!
武器の美少女擬人化ものと聞いていたのですが、想像してた方向性と全然違いました。美少女となった武器とイチャイチャするような軽い内容ではなく、滅茶苦茶硬派! 男女コンビのガチのバディもの。
使い込んだ道具に魂が宿るという感覚や憧れを、ものすごくカッコよく物語に生かしている感じです。
剣である少女はとにかく物騒な考えの持ち主で、それがもう簡潔明瞭で清々しく軽やかな感じで気持ちいい! 可愛くしっかり者で、それでいて少女としてはどこかずれていながら主人公のリュールをがっつりサポートしてくれます。とにかくこのブレイダの魅力が最高。
彼女がずっと言い続ける「私はリュール様の剣」という言い回しが、緊張感あるバトルの中にあってものすごく安心感につながって。ブレイダがいるから大丈夫、ブレイダも持ち主がリュールである限り大丈夫、そう思わせてくれる圧倒的相棒感。
信頼関係や友情など、ヒューマンドラマの色もとても濃かったです。