"ぼく"がピリオドを打たなければならない理由

"ぼく"から見れば、その世界はすでに崩壊しかかっている。
けれど、その世界で暮らす人々にとってはまだ終わってなどいない。
だから強引にでも無理矢理にでも、"ぼく"がピリオドを打ってやらなければいけない。

……未来予知や予言を耳にした時の反応って、実際はこんな程度かもしれません。
戦争の敗北ならまだしも、特に世界の終末だなんて、いまだ誰も見たことのない光景ですから。