馥郁とした香りと深い思いにつつまれた物語

 バーテンダーである主人公が営むバーで、星にちなんだ酒を求める渋い紳士。
その理由は愛する娘の成人式を祝うため。

 お酒にまつわる二刀流の意味、紳士の望みに応える主人公の提案、バーを彩る小道具の数々。それらすべてがお洒落でした。

 凜冽とした星空の下、日本酒で祝う二人の思いが読み手の心に染みる物語。思わず涙がでます。

その他のおすすめレビュー

柴田 恭太朗さんの他のおすすめレビュー1,266