なろう X スペースオペラ

スペースオペラ風のなろう系として設定周りが丁寧に作られている感じがする。
なろう系としては主人公の豊富な知識について「たまたま知っていた・得意だった」というよりも技術的に習得を容易にすることで納得感が得られやすくなっている。
魔法についても進んだ技術からの見地で作品なりの設定が記述してあるのも好感触。
なろう系として読むならスペースオペラ物は然程ありふれた題材ではないので面白い作品。

ただ、スペースオペラ物としてみると文化面が何故か現代で止まっているのが少し気にかかる。
ただそこは読みやすさを意識しての敢えての現代文化なのかもしれない。
その辺りのバランスの難しさについて考えさせられる作品。

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