38点目 「宅急便いろいろ」 【4/26(火)】
今日のお話は宅急便について。
いやー、40本近くお話書いてても全く触れてない業務内容もあるんですね。それだけコンビニ店員の仕事は奥が深いってことでしょうかね。
実はコンビニって宅急便も取り扱ってるんです! コンビニからでも荷物が出せるんですよ!
…ってまぁ、これは割りとご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
荷物を出すだけではなく、もちろん受け取りもコンビニでできます。コンビニ受け取りは、特に最近増えてきた気がします。
しかし、それよりも最近激増しているのが、「インターネット発送」と呼ばれるもの。いわゆるメ◯カリなどの商品発送のことです。
私は使ったことないんですが、出品者が購入者に品物を送ることになってるんですよね?
で、その商品の発送はコンビニから送る仕組みになっている…、らしいです(笑)
これがまた匿名で送れるシステムがあったりと、とかくややこしいんですよね。けれど毎日山のごとく発送希望のお荷物がやってきます。コンビニの数ある業務の中でも、宅急便はかなり面倒な業務なので嫌いな店員は多いようですね。あと、処理に時間がかかるので、忙しいさなかに何件も一緒に持ってこられるとしばらくレジがふさがります(笑)
では、ここらへんで少し、実際どのような流れで店員が宅急便を処理していくかをご紹介しましょう。
まずは普通の宅急便の発送から。これは宅急便という言葉をお聞きになって、皆様が一番最初に思い浮かぶものかと思います。着払いか元払いか選んで、伝票に必要事項を書きこんで送るヤツです。
コンビニの場合ですと、たいていはまずこちらで伝票お渡ししてお客様に書いて頂くところからスタートになります。
お客様がお書きになっている間に、可能ならお荷物だけ先に預かってしまいます。合間の時間でお荷物のサイズや重さを測ってしまうためです。送料は行き先の他に、荷物の大きさと重さが基準になりますので、専用のメジャーで縦・横・高さの3辺の合計を測り、秤で重さも測ります。言わずもがな、この2つの値の大きい方で送料が決まるという仕組みです。なので、慣れてくると大きいけど極端に軽い荷物などは測りに載せないことも。何年も店員をしてますと、持った感触でだいたいの重さが分かるようになるんですよね。
さて、この辺りでお客様が伝票をお持ちになってレジにいらっしゃいます。その伝票をお預かりして、レジの機械に必要な情報を打ちこんでいきます。
この時必要になるのが、お届け先の住所か郵便番号、お荷物のサイズ、お届けの希望日時です。これらをレジに打ちこんで、お客様にも確認して頂いてから送料を頂戴します。
ここまででも十分な作業量ですが、ここからが本番です。
伝票は紙ですから、今度はその情報を伝票に書きこんでいくのです。お届け日時や送料、発送元の自分の店舗名など、結構な量を手書きで書いていきます。この煩雑さゆえに、店員から評判が悪い業務なんですよね…。
書き終わったらお控えをお客様にお渡しして、お荷物をお預かりします。
レジでの作業はここまでですが、今度はそのお荷物にワレモノのシールを貼ったり、希望時間帯のシールを貼ったりするのです。ここまで終わって、一件分の宅急便の受付が終了です。この流れは元払いでも着払いほぼ同じです。
いかがでしょうか。
宅急便が店員に嫌われがちな理由、何となくお察し頂けたことかと思います(笑)
ちなみに、インターネットの発送の場合は超簡単です。
お客様にご提示頂いたバーコードをスキャンして、レジの機械から出てきたレシートをお荷物に添付するだけ。紙の伝票とは比べるまでもありませんね。
こんなことも何年もしていると、そろそろ自分はコンビニ店員なのか宅急便の配達員なのか分からなくなってきますね……。
このほかにも細かいことを挙げればまだたくさんあるのですが、キリがないので例によって例のごとく、それはまたの機会に。
今日はこの辺でおしまいにさせて頂くことにします。
それでは、またのご来店お待ちしております。
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