「本」に始まり「本」に終わる…

非常に考え込まれた世界観を有した物語です。

作中で登場する「本」は決して私達の知る本ではない…しかしここでもう一度「本」とは何か自問してみる…

本は果たしてその形状により定義されているのだろうか…

いや、そうではない。本とは本来「情報を媒介するもの」ではあるまいか。

この作品の司書達は、コミューンという閉ざされた空間でその情報の管理、保護、そして継承に人生を賭けている…

本に興味のある方ならこの作品の世界観に深く感じるところがあると思います。

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