タイトルが心臓に直球できました。いい物語です。

『願わくば花の下にて』

このタイトルでやられました。

下の句が、『春死なんその如月の望月の頃』

西行の最高に好きな句です。

物語は、不世出の智将が描いた負けぬ策。それだけでは勝てないが。
落ちぶれはじめた足利氏に従う知将は、その後の将来を見越したように、桜の下で酒を酌み交わす。

その思いが切なくて、満開に咲き、すぐ散る桜のような儚さを感じます。

お読みください。