カレへのLOVEはチョコと溶け、兄妹のLOVEがチョコと固まってゆく

今回はソラさんの「谷川さんちのご兄妹」を読ませていただきました!
(今回はネタバレなしのレビューを目指します!笑)
この小説は・・・・・っていきなりあらすじ言おうとしちゃいましたね。
もうネタバレしちゃいます。出ないと無理です・・・・・(涙)
というわけで、この小説はバレンタインにチョコを渡したいめちゃくちゃな
妹に、賢くて理屈っぽい兄が寄り添ってチョコを作る話です。
でですね!最後がマジですごいんですよ!カレへのLOVEを兄を
使って伝えてしまった妹はカレからの告白を断ってしまいます。
そこに「自分からLOVE」を伝えないと意味がないということで、
来年のリベンジを目指すのです。そして、そこからも兄の指導は
続くんですけど(笑)
結果、作者さんらしさ全開の小説だったと感じました。
チョコって溶けるものですよね。でも、それは食べるときの話。
作るときは固まりますよね。
渡す時ではなく、作るときをアップするのがまたいいセンスですけど、
作るときには兄妹のLOVE=兄妹愛をチョコと一緒に固める。
そして、渡すときにはカレへの気持ちは彼の口の中でチョコと一緒に
溶けてゆくという感じです。どういうことか、詳しくはチェックです!

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