魔女を巡るハイクオリティなダークファンタジー!

魔女が実在する世界で
審問官見習いとなった主人公・アルヴィン

それは仇となる白い魔女を捜すためでした

魔女を憎みながらも
下町で医者をして暮らす魔女クリスティーと
協力関係を結ぶことになっていきます

この時点で、かなりわくわくする設定ですよね


また教会法なるもののせいで
審問官は安易に魔女を断定して裁くわけにはいきません

いわゆる魔女裁判を否定し、
かっこたる証拠を掴まなくては裁くことができないわけです

だから主人公の知能の高さがうかがえるような
ミステリ的な要素も絡んできて
物語への吸引力を高めています


全体的に魔女という設定やキャラクタへの解像度が高く、
読んでいて違和感やブレのようなものを感じることが
まったくありません

文章も読みやすく、かつ状況を的確に伝えられていて
非常にクオリティが高いと感じます


主人公と相棒の魔女との隠された関係や
教会自体の闇など、物語の全体像が少しずつ浮き彫りになっていく
構成も見事の一言でしょう!


絶対に読むべき作品のひとつです

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