白い鳩が口に何かをくわえて貴方の、そして貴女の目の前にやって来ました。
どうやら、鳩が運んで来たのは小さな手紙のようです。
手紙に書かれていたのは、句読点を含めてたった十五文字の短い言葉です。
でも貴方は、そして貴女は、なんだか怖くて、面倒くさくて、手紙に手を伸ばす事を躊躇っています。
すると、隣に黒い服を着た闇の使者が来てこういいました。
「私は光の使者です。手紙を受け取ってはいけない。世界は厳しく恐ろしい物。あんなに怪しいものに手を伸ばしてはいけない」
すると、今度は白い服を来た光の使者が現れて言いました。
「私は光の使者です。手紙を受け取ってください。世界を優しく暖かくするのはあなたです。さあ、騙されないで、勇気を出して」
さて、あなたの前に選択肢があります。あなたはどちらを選んでも構いません。
受け取るか、受け取らないのか。
外の風は激しくて、冷たさをまして、鳩を攫っていこうとしています。
鳩はなんとか窓辺にしがみつき、あなたを見つめています。今は……。
このお話、ソラノヒナさんのブログで書かれていました。
作者さんは和響さんです。この小説で初めてお会いしました。
和響さんは作品の著作権を放棄してしまっています。それは
とても勇気がある行動だったと思います。なぜこんなことを
したのか――
世界を戦渦から救いたい。みんなが平等で楽しい世の中にしたい
という強い願いからだと思います。和響さんはこう書いています。
「心に響けば、どうか、ワタリドリさんになって、誰かに届けてください」
世界平和という名の試練はこの作品はレビュー、リンクを目にする
白い平和のハトとあなたの肩にふわりと載せられています。
本当に感動しました。
終始柔らかな、語りかけるような調子で話が展開されていて、まるで童話や絵本を読んでいる感じでした!!!!
この間近代あたりの歴史をやったばかりだったためか、それぞれの国などにピンとくるところがたくさんあって、とても興味深く読ませていただきました!!!!掲げる主義の違いで争いが生まれたり、統制などが行われたりするのは歴史で散々学びましたね……
小さい子どものときに読んでいたとしても、祈りが繋がれて最後に届くシーンに心を動かされていたと思うのですが、大人になってから読んだら一層理解が深まって、さらに味わって読むことができるだろうと思います。二度読んで美味しい小説ですね……未来の子どもに読ませたい……天才です〜〜〜!!!
「ろうそくの火は、遠い誰かにも継ぐことができる」という言葉が読んでいるとき、しきりに思い出されました。祈りはどこまでも繋げられるし、届けられるんですよね……この小説も一つの力強い祈り。私たち読者がいずれ遠くにつなげていく祈りなんですよね……
素晴らしい小説を本当にありがとうございます。大好きです。良すぎます……!!!!!!本当にこんな素晴らしい小説を読ませていただきありがとうございました……!!!!星3つじゃ足りなすぎます……1000000000000個くらい打ちたいです……
誰もが同じ想いでするのに、どこかで食い違いが起こる。
それで、とんでもない事が起こる事もあります。
だけど、その時、愛の言葉を唱えたら、最初は一人でも、誰かがそれに合わせ、そして何人かがそれに合わせ、そして沢山の人がそれに唱和して行く。
素晴らしい事だと思います。
それこそが、祈りの 本質だと思いました。
愛ある言葉、誰からでもいい、誰でもいい、いつでもいい、どこからでもいい、声に出してみましょう。
勇気を持って、声をあげましょう。
それを誰かが受け止めてくれると思うのです。
イヤだ、ダメだ、嫌いだ、とかは言えても、なかなか言えない愛ある言葉。
ご飯を食べた時、ご馳走様。
ママが作ったのなら、ママに、「ありがとう、美味しかったよ」と言ってみましょう。
朝、起きたら、家人に、おはようって言ってみましょう。
友達に、おはようって言ってみましょう。
同僚に、上司に、先生に、家族に挨拶してみましょう。
そんな事で良いのです。
そんな事からで良いのです。
愛ある言葉は、伝染するのです。
温かく、柔らかく、光を伴って、心から心へと、伝わってくるのです。
そういう事を教えられた気がしました。
是非、子供達にも、お話してみてください!
どうか、ご一読を!!