願いはあくまで「交換」である

人には様々な欲望がある。金、愛、命、美、他者からの承認。
ここはそんな願いを叶える店。
ただし、その方法は少々特殊で願望は「交換」によって成り立つ。
依頼人は自分が欲するもの、もしくは捨てたいもののどちらかしか選択できない。
この「交換」というシステムが物語の肝であり、作者のセンスとアイデアが光るところだ。
サイトの方では以前読んだが、毎回異なる依頼人はどれも中々に興味深い結末を辿る。
人の欲により紡がれる物語と、依頼人たちの末路。気になる方は是非とも、霧の町にてこの店を訪ねると良いだろう。
奇妙な少年と少女の2人組が、きっとあなたを出迎えてこう言うはずだ。

――ようこそ、願望交換局へ

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