世界設定や主人公の身上に必要以上の説明がなく、淡々と物語が進みます。その筆致が、寄るところを喪失した主人公の心情とリンクしているようで、不思議な感覚になりました。独特な雰囲気を楽しんで頂ければと思います。
「むつぎめ つゆ」と読みます。よろしくお願いいたします。 別名義にて商業誌で連載させて頂いたりなどありますが、カクヨムデビューということで心機一転、新しい名…
心が疲れた時、またこの小説を読みたい。そんな気分にさせてくれる、不思議な余韻を残す物語。常に霧がけぶる小雨の中のような雰囲気ですが、決して陰鬱ではなく。最後は、ほのかに日の光が差してくるよ…続きを読む
この物語を構成する文章の一つ一つが、私に映画【スワロウテイル】を思い出させました。映画【スワロウテイル】を私は見た事がないのですが。この物語の世界観を形作る文章、その文章内の適度に抜かれた余白の…続きを読む
素晴らしい文章で綴られる泣ける物語です。ぜひお読みください☆
雨の降り続ける街。そこにいるのはそれぞれの悲しみを抱えた人たち。この街でなら、周りを気にする必要はない。存分に泣けばいい。雨が悲しみを覆い隠してくれるから。誰にとっても、必要な場所。…続きを読む
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