第3話
最後におまけですが、性描写過剰で警告が来るタイミングなどについてです。
警告は、アウトな描写を出したらすぐに来るわけではありません。おそらく、基本的には読者がカクヨムに通報するなりして、それからカクヨムの調査が入り、それから警告が来ます。(カクヨムに登録しているメールアドレス宛。)
そのため、アウトな描写を出してから一ヶ月後くらいに警告が来るということもあるようです。読者によってアウトの基準が違うため、その基準の厳しい読者さんが読むと通報されるのでしょう。
私の作品も、今更? と思うようなタイミングで警告が来たことがありました。
他の方の作品でも、随所に性描写をちりばめて三十万文字くらいになり、PVも百万程度に届いたタイミングで、ようやく警告が来たものもあります。
そして、警告が来ると、三日程度の猶予が与えられて、その間に修正してくださいと指示されます。
この際、どの話がアウトですとは言われません。作中に過激な性描写が含まれているので修正してください、という感じです。どのシーンがアウトなのかはっきりとわからないので、それっぽいところをなんとなく修正してみることになります。
色んな段階の性描写を書いていると、もはやどれがアウトなのかわからず、期間内の修正は難しくなりますね。その場合には、一旦ほとんどのエピソードを非公開にして、順次修正分を投稿し直すということになるでしょうか。(私は、ある作品において修正が面倒で困難だったので、一度九割ほどを非公開にして放置したことがあります。)
そして、修正が終わったら、カクヨムに、修正が終わりましたという報告をします。(報告方法は警告メールに記載してあります。)
その後、改めてカクヨムが内容を確認し、問題なければ、その旨の連絡がメールで来ます。
さて、カクヨムではなんだかんだエロ方面の作品が人気を博すという状況で、その上今度は「カラダの芯に触れてくるほのエロなショートストーリー」のコンテストを開催するようです。(R4年2月14日から3月14日)
その審査に『娼年』の石田衣良先生も関わるそうですね。
(『娼年』の性描写は官能小説に近いくらいです。もちろん一般文芸としてもっと深い内容になっていますが、カクヨムで投稿したら確実にアウトです。映画にもなっていますが、とてもエロいです。)
カクヨムがどんな方向性に突き進んでいくのか? R15とはなんぞや? などと思いつつ、この辺で終わりとさせていただきます。
読了、ありがとうございました。
(ちなみに、カクヨムコンにおいてエロ作品はかなりの読者を獲得できますが、受賞には至らないと思っておいて良いと思います。それでもあえて書くならば、リワード獲得のためとか、作者を知ってもらうための宣伝目的と捉えておくと良いでしょう。)
カクヨムにおいて性描写がどこまで許されるのか軽く考察してみた件 春一 @natsuame
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
カクヨムを使い始めて思うこと ――六年目の手習い――/烏川 ハル
★215 エッセイ・ノンフィクション 連載中 311話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます