一話から最新話までの構成は圧巻の一言で、内容が頭に簡単に入ってくる。ストレスとカタルシスの強弱が絶妙で読むことに前向きになれる。この作者の作品は外れることはない。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(107文字)
これは、小作農の次男坊として生まれた主人公が剣の才能で騎士として成り上がる物語───ではない。出自にも才能にも恵まれなかった主人公、クルス・リンザールが持つものはただひとつ、執念のみである。 …続きを読む
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