概要
そこのよれよれのきみ、休んでいないで歩け、歩け。いち、に、いち、に。
よれよれの星、よれよれの国、よれよれの社会に、よれよれのきみがいた。わたしたちはよれよれになるくらいに、毎日、毎日、通勤、通学、通院、通園、北へ、南へ、走ったり、歩いたり、朝から晩まで、よれよれになるくらいに生きている。よれよれのわたしと歩く、群青の猫くん。
さあ、歩け、歩け。いち、に、いち、に。
さあ、歩け、歩け。いち、に、いち、に。
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