概要
食糧がなければ霞を食べればいいじゃないか、と仙人は言った(言ってない)
猛吹雪の大晦日。啓介とみのりは大掃除をがんばった末に恐ろしい事実に気づく。すなわち、食べるものがない。新婚の二人をかつてない危機が襲った。
諸兄、凡人たれ。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!幸せな風景を貴方に♪ 東日本なのになぜか北海道だけは昆布出汁ブロック。
何気ない幸せ、それは儚くも尊い、人生の折り返し地点を半ば以上過ぎた者には宝物のような煌めき。
始めから終わりまでほのかな笑いと少しお馬鹿な二人のほのぼのに癒される掌編、作者さまのささやか先生はちょっと不思議な物語を織り上げる名手でございますが構える必要などありません♪オチが失踪してるように読めますけど捜索願いを出したり無粋な深読みなんて一切必要ありませんから(´ω`)幸せな二人を寿いで雪深い北海道から常夏のハワイに思いを馳せましょう☆おそばちゅるちゅるうみゃーいの♪
──ささやか作品に訓練された諸君は行間の僅かな不穏にきっと過剰反応してしまうんだが、たぶんそれは氷雪の向こうの蜃気…続きを読む