概要
「最後の一つは、正殿で渡すよ。楽しみにしていて」
その日、極東の王后は十六歳になった。
東洋の真珠とうたわれるこの国が、外交と貿易を開くようになり、五年の歳月が経つ。その間、列強と渡り合う少年帝のとなりに、嫡妻の姿はなかった。幼さを理由に、公の場から遠ざけられていたのである。年の初めに帝が二十歳を迎え、摂政から行政権の返還を受けた。彼は名実共に皇国の支配者となる。そして今日、王后の成年式が行われることとなった。
青年帝が幼かった后に、とある贈り物をする話。★カクヨムWeb小説短編賞2021に応募中!
※この短編小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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