「普通」じゃない親に生まれることは、「不幸」ですか?

恋人である神岡樹と暮らし始めて5ヶ月目。
三崎柊は、ある違和感を覚えて病院へ。

そこで告げられたのは……え、俺、妊娠できる身体なんですかッ!?
ゲイカップルに突如現れた可能性に、彼らは挑んでいく。
けれど……どんなカップルでも、何かしら言われる言葉。

「普通じゃない親を持った子供は不幸」

その普通は、高齢出産だったり、不妊治療だったり、養子縁組だったり、どちらかがあるいはどちらも障害者だったり、色々だけど。
果たして「普通」ってなんだ?
可能性に挑戦して、挫折したり成功したり、結果を受け入れて、幸せになる。それが「普通」のこと、誰もが「手に入れられる」ことじゃないでしょうか。

努力だけではどうしようもないこともある。親のツケが、子供に回って苦しめることも、何かしらあるでしょう。
でもそれは、誰にでもその「チャンス」が与えられているから、なんだと思います。

子供に伝えるべきことは、誰もが「幸せになる」ことと、「チャレンジ出来ること」だと、思うのです。
そしてその為には、大人たちが失敗しても成功しても「チャレンジ」して、「幸せになる」姿を見せることなんだと思います。

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