一言で云えば、軽めの伝記モノ。

事実を淡々と積み上げる様な文章構成です。
歴史の上澄みを掬う感じで、物語はススーと進みます。

構築された設定がしっかりとある感じを受けますが、世界の謎とか主人公の心情とか、そこいら辺には、ほとんど踏み込みません。

ですので、そう云ったモノの掘り下げを期待する読者には、少々物足りなさを感じるかも知れませんが、逆に云えば、重くない伝記モノとして、気軽に、かつ軽めに小説を読みたい読者には、ピッタリとフィットした作品となっています。

完結済みで、文字数も手頃。
手に取りやすい作品です。

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