馬鹿な子(聖女)ほど可愛い……のか?
悪役令嬢と聖女の関係性が、とても斬新。
立場逆転でマウントとってくる主人公が多い中、本作の主人公は、一味違った対応をライバルに対して取り始めます。
「ざまぁ」を期待する読者の期待には添えないでしょうが、こう云う展開もありではないでしょうか?
基本、全体を通して、作者の善良で優しい性格が滲み出た作品となっています。
さっくり読み切りの良作です。
欲を云えば、メインキャラクターの誰か一人でも、性格が突き抜けた異常行動者(変態)であったなら、作品の良いアクセントになっただろうなぁ……と
登場人物は、びっくりするほど常識人ばかりです。