エピローグ
女は、雑踏の中を悠然と歩いていた―――。
最期の最期、気付いたんだ……神の配剤か―――いい表現ね。
誰かを自在にあやつる事なんて、できない。
でも―――、
当人に、自由に好きなように行動させて、特定の結果を導き出すことならできる。パーツを組み合わせればいい。あてがってあげれば――いい。
当人たちは自分の意思で行動しているつもりで、逃れられない特定の結果に高い確率で突き進んでいく。知らぬ間に――。
さながら―――、神が配剤したかのように導かれていく。
ほんとに小説を書いてみようかしら――女は思う。
タイトルは―――――「神の配剤」
(了)
神の配剤ーふたりの女 雨月 @ugetu0902
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