神はそこにおられずとも

本作は人類滅亡後の世界を舞台として、支配者の地位に就いた魔族たちの覇権争い、そして神なき教会で異端を狩る異形のエクソシストたちの活躍を描いた物語です。

神は去り、聖性は失われ、魔に対抗する術なく滅びた人類。地上を獣人、竜人、鳥人、魚人、妖精や吸血鬼などが闊歩する中、かつての教会には秘密部隊が存在すると囁かれていました。
その一員である人狼の少年は、吸血鬼の兄妹や竜人の少女とともに、とある人物の護衛を務めることになるのですが、そこには邪教集団の陰謀の魔の手が迫っているのでした。

人類が存在せず、魔族による社会が形成されており、また国家や種族、思想の違いから争いが起きるなど、ディストピアや文明崩壊後の作品ともまた違った持ち味があります。キャラクター重視の作品が好きな方には特にお薦めです。

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