命には限りがある。それは人間にも言えたこと。

儚い命。だからこそ燃えるような滾る力強さがある。
この作品では数多の種類、総数が集まる水槽の中で、いかに生かすのが難しいのかを語っている。それも第三者視点で。
彼らは今日も必死に生き、やがて死んでいく。それでも、その経過を、生きている姿を見た人には様々な疑問を与える。
それは夫婦仲にも言えたこと。様々な価値観・考えを持っている人が同じ屋根の下で暮らす。それは水槽の中の魚と同じような環境なのかもしれない。
魚が病気になるように、人間も病気になる。そんな当たり前だけど、大切なことを教えてくれるようなエッセイで最後まで勉強にもなりましたし、楽しんで読めました。

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