不思議とほっこりします

もしも、自我を持ったAIが人間という極めて制約の多い窮屈なデバイスに押し込められたとしたら?という思考実験を、軽妙なタッチで見せてくれる作品です。

ネタバレですが、特に際立って奇抜な仕掛けや目を引くアクション、大盛り上がりの大事件などは起きません。
ただ、読んでて全くストレスにならないというか、それでいてこのダメAIの行く末にどんな落としどころが付けられるのかという部分への興味でスラスラ読めてしまうと思います。
良い意味で言っていますが、シュール・日常系の1話完結ギャグ漫画を5分尺のアニメで見ている感覚です。

興味を持たれましたら是非お試しください。
全部読んでも1時間少々でサクっと読める。
それでいて不思議とほっこりさせられるそんな作品です。