偽善の典型を、自称「愛護」の世界にみる

福祉の世界、学校関係、それに、この手の動物を「愛護」などと銘打つ団体も、どうやら、偽善者がはびこっているようですな。
私自身、幼少期に養護施設(現在の児童養護施設)にいたからね、そういう人たちの心根が、良くも悪くも、いやというほど骨身にしみてわかる。
読んでいて、幼少期の養護施設関係者や、その周辺の大人たちの姿を思い出しました。

今私が小説を書けているのは、ある意味、当時のその手合いたちに対する「総括」なのです。私のことはともあれ、作者の方がこの作品を通してそういう手合いを「総括」しておられることが、よくわかりました。

総括のない展示や文章は無害とはいえ何とやら、総括と称して人を殺すのはもちろん問題外ですが(連合赤軍を意識しております)、総括というのは、自身にも相手にも、そして周囲にも、痛みを伴うものではある。
それでも、やらねばならんことです。

それにしても、動物「愛護」というそのカッコ内の言葉を見るにつけ、私には、何様のつもりだとどやしつけたくなるのは、なぜなのだろう?