選択は淡々と、生活も淡々と

どんな選択肢も結局は、「何かを選ぶ」という行為に変わりはない。だけど、それが何と繋がっているのかはその時々で変わる。
一人の男の視点で対峙する「選択」は、時に暖かく時に冷たい。私たちの生活も、そんな選択の中にあるのだなと感じるお話。

本作を「優しい」と思うか「冷たい」と思うかは、読み手の様々な事情によって変わるだろう。同じ読み手であったとしても、時と場合によって感じ方は変わるはずだ。
“ごくありふれた日常”なのに、とても不思議なお話だった。

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