それは音にあらず、それよりも確かに聞こえるもの。

『きょうを読むひと』というタイトルにする、という企画に参加している書き下ろし作品で、はじめ「経を読む人」というスタンダードな解釈が取られているのですが、そこからの話の展開がものすごい。想像を絶する作品でした。お題を受けての、そこからの話の広げ方、解釈の展開の仕方が、ほんとうにうまいです。感服しました。