異なる星の生き物が、果たして同じ倫理観を共有できるのか。多くの物語のように、使い古されたテーマ、それを使って端的に描かれるそれでも新しい物語。本当に楽しく読ませて頂きました。互いが互いを理解する、その切欠はあくまで単純な日常であり、自分と相手を明確分ける呼称、その使い方も秀逸です。登場人物の間に生まれた物、その名前は何だったのか。読後の余韻も素敵な短編です。ちょっとした空き時間に、是非。
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