第4話 父親の愛人
八月に入ってからは猛暑日が続いた。毎年夏が来ると、明円屋敷にやって来る人物がいる。
彼の名前には「なつ」が含まれていた。そして冬道は、彼の名前に含まれる「なつ」を、ずっと「夏」だと勘違いしていた。夏になると来るからだ。
彼の名前が秋の代名詞だと知ったときの衝撃は大きかった。しかし今でも彼のイメージは夏のままだし、彼に秋は似合わないと思っている。
遠くから車のエンジン音が聞こえてきた。屋敷の庭に、見覚えのある純白のセダンが入って行く。後部座席の窓がゆっくりと開き、そこから友人が顔を覗かせた。両手をぶんぶん振っている。
「来たよぉ!」
名月が今年も来た。
とは言っても、同じ地域に住んでいるのだから普段会わないわけでもない。しかし、最近は冬道の周りで大きな出来事が起こりすぎたため、名月と会うのは父親の葬儀以来だった。
安心した。正直、今年は夏になっても名月は来ないかと思っていたのだ。名月が来るにしては、あまりにも人が死にすぎている。名月のような眩しい存在は、陰鬱な空気には近寄れないと思った。
それに冬道は、名月と会うべきではなかった。冬道は、浩子と直樹と浩介を殺したからだ。殺人を犯した身で、自分だけ楽しむわけにはいかない。冬道はこれから一切の楽しみを享受してはならない。殺された人たちの無念を背負い、今後の人生を孤独に過ごしていくべきなのだ。
もし神や仏という者がいるのなら、当然彼らは冬道に罰を下すはずである。彼らは運命の糸を操り、冬道の行く道を飢えと寒さ、苦しみと痛みで満たすはずなのだ。そうしなければならない。
しかし名月は今年も来た。しかも名月の滞在期間は、例年よりも長く予定されている。どうやらこの世には、神も仏もいないらしい。
「どうも冬道くん。ちゃんと眠れてるかい」
純白のセダンから優雅に降り立った八木誠は、頭の帽子を取ると冬道に軽く手を上げた。八木は毎年、名月を屋敷の前で下ろすと、冬道や奥村に挨拶をして早々に帰ってしまう。しかし今年は例年とは違い、彼も数日間、明円屋敷に泊まることになっているのだ。
名月の父親、八木誠は美術商である。他にもいろいろ事業をやっているらしいが冬道はよく知らない。
冬道の父親、明円勇は仕事の関係で八木と出会い、それから意気投合し親友と呼べる関係になったらしい。冬道の父親がこちらの家に帰ってくるときに、父親は必ず冬道を放置してでも八木と酒を飲みに行っていた。
明円勇はかなりの金持ちであったため、擦り寄る人間は掃いて捨てるほどいたが、親友と呼べる人間はこの八木誠だけである。明円勇は極度の人間不信だったという。何故八木誠が明円勇の親友になれたのかと言うと、実はよくわからない。八木誠の持っている美術品のコレクションが明円勇の関心を惹いたのかもしれないが、それだけでは説明ができない。運命のめぐり合わせというものは、得てして奇妙である。
八木は現在、冬道の父親の遺した作品群を、ある程度整理する目的でここに来ている。それは彼が、亡き明円勇の親友だったからという理由ももちろんあるが、これは単純に彼の仕事だ。
大人たちが遺品整理をしている間、名月が冬道の遊び相手をするという寸法になっている。しかし当の名月は大人たちの手伝いをしているという自覚はまるでなく、ただ冬道と遊ぶつもりでここに来ているようにしか見えない。
名月は早速、冬道の部屋に荷物を置きにいった。部屋で一息つくと、名月は「でも本当に良かった」と言った。
「何が?」と冬道が尋ねると、名月は満面の笑みで答えた。
「浩子さんたちが死んで良かった」
直球だった。不謹慎どころの騒ぎではない。名月があまりにも屈託なく言い放つので、冬道は恐らく、ぎょっとした表情をしていたのだろう。名月も自分の失言に気付き、慌てて言い直した。
「違う違う、冬道が引っ越さなくて良かったって言いたかったの。今のは言い方間違えた。失敗した」
冬道が黙っていると、名月は心配そうに「あれ、怒った?」と冬道の顔を覗き込んできた。
「いやまさか」
驚いた。こんなにも的確に、自分の言ってほしい言葉をかけてくれる人間が存在しているということに。
冬道は、自分の心の醜さの真髄を、名月の言葉の中に見出したのだ。冬道の心は醜い。冬道ほどでなくとも、名月の心も醜いのだろう。何故なら、人の死を喜んでいるからである。
自分と同じように心の醜い人間がいてくれて安心する。
「実は、死んで良かったって思ってる」
冬道はそう口にした。秘密を打ち明けることは、心地良かった。
「そうだよね。死んで良かったよねあの人。直樹も嫌な奴だったし」
なんて奴だ。名月は冬道が怒ってないことを確認して安心したのか、けろっと言い放った。悪びれる様子もない。彼は冬道と違い、自分の感情に別段罪の意識を感じていないのだろう。これほど堂々とされると、逆にこちらが過敏になりすぎているのではないかと自分の感覚を疑う。
少し意外だったのは、名月が直樹の死を悲しまないことだ。実はひそかに、名月は直樹と仲が良いと思っていた。会うたびに殴り合い直前の喧嘩をしていた二人である。仲が良いという表現は間違っているのかもしれないが、言わば好敵手だ。喧嘩するほど仲が良いという言葉もある。直樹が死んだら、名月の心にぽっかりと穴が空いてしまうと思ったのだ。
しかし名月は本気で直樹が嫌いだったらしい。喧嘩するほど仲が良いとは周囲の都合の良い解釈で、本人からしたら、会うたびに罵詈雑言を浴びせてくる相手は、ただの嫌な奴だったんだろう。
冬道は言った。
「死んで良かった。でもみんな、親戚が死んで悲しいねって慰めてくれる。みんな僕を良い子だと思っているから。でも僕は悪い奴なんだ」
「冬道が悪い奴?」
「うん、だって、浩子伯母さんと直樹と浩介が死んで、嬉しいって思ってる」
「じゃあ僕も悪い奴?」
「多分」
名月は冬道の顔を覗き込んで、にやっと笑った。
「それは違うね」
冬道は名月の目を見た。睫毛の長い、外国製の人形のように大きな目だ。名月は自信たっぷりに続けた。
「僕はね、あの人達がもうすぐ死ぬってわかってたんだよ。罰が当たったんだ。冬道を虐める人間はみんな、神様に殺されるんだよ。自業自得なんだよ」
だから何にも悪いなんて思う必要はないねと、名月はにぃと笑う。悪魔のような奴だな、と冬道はぼんやり考えた。口から出てくる言葉が全て、死者への冒涜で溢れている。彼の口車に乗せられると、自分も悪魔になってしまうのだろうか。
しかし名月の言葉には説得力があった。それは名月が美しいからである。
冬道の脳裏にひとつのイメージが浮かび上がった。
大理石で彫られた天女の彫刻だ。その白い唇に、赤の水彩絵の具で色を乗せると、唇は色づき喋りだし、死者を冒涜し始める。唇を中心に全体へと色が広がってゆき、頬に赤みがさし、瞳は透き通り、やがて人のように動き出す。そして自由になった天女は、人の住処を破壊し始めるのだ。しかし家を壊された人々は言う。天女様のような美しい方が行うなら、きっと正しいことだろうと。
「あれぇ、壁に飾ってあった奴、どうしたの?」
名月の声で我に返った。
「標本のこと?」
「うん。凄いでっかい蛾とか飾ってあったのに」
「ヨナグニサン」
「そうそれ」
「しまっちゃったんだ。引っ越すって思ってたから」
名月は「ええ」と声を上げた。
「どこに?」
「隣の倉庫」
「元に戻そう」
そう言うやいなや名月は襖を開き、そのままの勢いで向かい側の部屋のドアを開けた。冬道は名月の予想外の行動とそのスピードに驚き、一瞬だけたじろいだものの、慌てて名月の後を追った。
向かいの部屋は洋室になっていて、現在は物置として使用されている。常時カーテンを締め切っているのは、紫外線を避けるためだ。冬道が幼稚園で作ってきた紙粘土の恐竜や紙のお面に混じって、ヨナグニサンの標本はダンボール箱に隠されていた。
「標本ってこんな適当に保管して大丈夫なの?」
名月は、発見した大きな蛾の標本を手に取る。ヨナグニサンは、かつて浩介が最も気味悪がっていた標本だ。名月はその標本を冬道に渡し、自分はさらに別の標本をいくつか手にした。
「捨てるつもりだったから。あの、今から標本を部屋に戻すの?」
他人の部屋の標本が片付けられたからといって、部屋の持ち主より先に元に戻そうとする奴がいるだろうか。冬道としては、屋敷に着いたばかりの名月を働かせるのは少し申し訳ない。しかし名月は何も気にしていないらしく、他の標本たちも次々と掘り出し、持てるだけ持って自分の両腕に抱えた。
「当たり前だろ。壁に何もないと落ち着かないよ」
名月は全ての標本を冬道の部屋に運び出すと、勝手に冬道の机を開けてピンを取り出した。てきぱきと標本を壁に取り付けていく。それも、元々どこに何の標本が掛けてあったのか、名月は全て覚えていた。冬道はと言うと名月を手伝うでもなく、ただただ彼が標本を壁に掛ける作業を眺めていた。展開の早さに対応できなかったのだ。
「冬道も手伝って」
名月に声をかけられ初めて、ようやく冬道も名月を手伝い始めた。
「ありがとう名月。よく元の場所覚えてるね」
「あぁ、なんとなくね。違ったら教えて」
さらに名月は、部屋の奥の本棚が空っぽになっていることを発見して「げえ」と声を出した。
「本もしまっちゃったの?」
「下の書庫に」
「本は重いから後でで」
「いいよ自分でするから」
名月は流れるような速さで、あっという間に全ての標本たちを壁に取り付けてしまった。ポスターはまだ倉庫の中だが、それでも、ほとんどが前と同じ景色に戻っている。冬道の心の奥が、じんとした。そうだ、自分はどこにも行かなくて良いのだ。また同じようにここで生活することができるのだ。
冬道は一瞬、自分の未来に希望が満ち溢れているような、素敵な予感を覚えた。しかしそれは本当に一瞬のことで、すぐに自分が幸せになれないことを思い出した。何故なら冬道は浩子、直樹、浩介を殺したからである。
「あぁ疲れた」
名月が部屋の真ん中に大の字に寝っ転がった。
「働いたら疲れちゃったよ」
「お疲れ様。麦茶飲みに行こう」
「いいね。お菓子も食べよう」
名月は急に飛び起きて勢いよく襖を開いた。名月の行動力は相変わらずである。先程疲れたと言っていたのは何だったのか。
しかし名月が襖を開いた瞬間、彼は「ぎゃあ」と悲鳴を上げた。襖の向こうに
「なっちゃん!」
申橋は目を輝かせて、名月の脇あたりをむんずと掴んだ。そしてそのままひょいと持ち上げる。まるで赤子か幼児に高い高いをするような格好だ。
名月は「やめろぉ」と暴れているが、申橋は意に介していない。名月は歳の割には小さいが冬道から見れば大きな人間だ。その大きな人間を軽々しく持ち上げることができるのだから、申橋の腕力は大したものである。
「なっちゃん、全然大きくなっていないなぁ」
「大きくなってるよぉ!4センチ伸びてるよぉ!」
申橋は、久しぶりに名月に会えて嬉しいようだ。冬道は、名月が申橋に捕まっている間に、先に下に降りて麦茶を用意しておくことにした。二人の横をするりと抜けて階段を降りていく。
台所に行くにはまず、居間を通らなければならない。冬道が居間の前まで来ると、部屋の中から奥村の声が聞こえてきた。
「私、使用人を辞めようと思っているんです」
冬道はとっさに壁に身を隠した。心臓がばくばくする。奥村は、今何と言った?使用人を辞めると言ったか?
「でも急に辞めたら、冬道くん悲しみますよ」
八木の声だ。二人は何を話しているのだろう。冬道は二人の会話を盗み聞くことにした。
「でも私がいると、直夫伯父様が遠慮してしまうの。伯父様だって急に家族を亡くして寂しいだろうから、本当は冬道くんを引き取りたいはずよ」
「どうでしょうか」
「それに冬道くんだって、本当の家族と過ごしたほうが、きっと幸せだわ」
なんてことを言うのだ!とんだ勘違いだ!
奥村さんは僕のことを何もわかっていない。直夫伯父さんが本当の家族だって?向こうがどう思っているかどうか知らないが、僕はあの人と1度や二度しか会ったことがないのだ。それを本当の家族だって?僕が本当の家族だと思っているのは、奥村さん、あなたしかいないのに!
その時、階段から名月の絶叫が聞こえた。続いて申橋の大笑いも聞こえる。
「最悪だよもぉ!お前、何考えてるんだよぉ!」
廊下から階段を覗くと、名月がどたどたと怒りながら降りていた。何故か片方しか靴下を履いていない。名月は冬道に気が付くと、今自分に降り掛かった災難を勝手に説明し始めた。
「申橋に靴下片方捨てられたんだけど窓の外に!」
申橋は腹を抱えて笑っている。居間の襖が開き、名月の父親が顔を出した。
「名月ぃ、申橋さん。さんを付けなさいさんを」
名月は返事をせずに、そのまま玄関へと向かってしまった。居間から顔を出した八木は冬道の存在に気づき、ちょいちょいと手招きをした。冬道は仕方なく居間へと入る。奥村の顔を見るのが怖い。
しかし奥村は、いつもと変わらない笑顔で、冬道に麦茶を準備してくれた。準備する傍ら、八木に謝っている。
「全くごめんなさいね。申橋くん、なっちゃんをからかうのが楽しいみたいで」
冬道がふらふらと座卓の前に座ると、奥村も冬道の隣に座った。特に何も変わった様子は見られない。奥村の隣に座りながら、冬道は何度も何度も逡巡していた。奥村に言うべきなのだろうか。
―――辞めないでほしい。僕のそばにいてほしい。
しかし結局、冬道の決意が固まる前に、名月と申橋が居間に戻ってきてしまった。戻ってきた二人を見て、奥村は「まあ」と立ち上がる。外で一体何があったのか、名月は全身ずぶ濡れで帰ってきた。おおよそ池にでも落ちたのだろう。申橋はさすがに笑っていなかった。
これには名月の父親も驚いて、息子を叱りつけた。
「いくらなんでも、はしゃぎ過ぎだろう。せめてきちんと玄関で拭いてから家に上がってきなさい」
しかし名月は父親の言葉を無視し、そのまま風呂場へと向かってしまった。まるで父親がそこに存在していることに気付かなかったかのような、見事な無視である。
「困ったなぁ。反抗期かなぁ」
八木は途方に暮れて頭を掻いた。
「いや申し訳ない。俺がなっちゃんを追いかけ回したから怒ってるのかも」
申橋が、心から申し訳無さそうに八木に頭を下げた。こういう時、申橋はすぐに反省する。反省はするが学習はしない。
「あぁいや、うちの息子、最近いつもあんな感じなんです」
八木は疲れたように溜め息を吐いて、座布団に腰を下ろした。
「私が何か言っても無視するようになって」
「喧嘩ですか?」
奥村が尋ねる。
「いやぁ、何もないですけどねぇ。でもやっぱり、母親が入院しているのがストレスなのかなぁ」
「結子さん、長いですよねぇ」
「良くはなってきてるんですけどね。なかなか退院までこぎつけられなくて」
場がしんみりとした空気になる。ふいに、申橋がガハハと笑った。
「まぁでも十四歳なんてそんなもんですよ。俺が十四の頃はあんなもんじゃなかったですって」
申橋の大きな笑い声につられて、奥村と八木もなんとなく笑った。
その時、かすかに階段を上る足音が聞こえた。名月が風呂場から出てきたのだろう。大人たちの空気感に気まずい思いをしていた冬道は、名月の後を追うことにした。
廊下には点々と足跡が風呂場まで続いている。確かにこれは行儀が悪い。冬道は廊下を抜け階段を登り、自室の襖を開けた。部屋では名月が何故か寝間着の浴衣に着替えている。
「まだ昼なんだけど」
「今日はもう終いだよ。もう寝るよ」
名月はまだ不機嫌だった。こうは言っているが、名月の機嫌はきっかけさえあれば割とすぐに持ち直す。彼の機嫌が治るまで、少し話し相手になってみようと、冬道は考えた。
そこで冬道は名月に気になることを尋ねてみた。
「お父さんと喧嘩してるの?」
名月は唇を尖らせてしばらく黙ったあと、ぶっきらぼうに言った。
「喧嘩っていうか、お父さんは嫌いだよ」
「なんで」
冬道から見た名月の父親は良い人間だった。それに息子を可愛がっている。名月は父親に、遊園地や博物館、職場の見学や日常的な買い物まで、いろいろな場所に連れ回してもらっている。名月はきっと、父親にとって自慢の息子なのだろう。冬道から見たら、二人の関係は理想の親子だった。
しかし次に名月の口から出た言葉は、冬道の中の八木誠像をぶち壊すのに十分な破壊力を持っていた。
「だってあの人、浮気し過ぎなんだもん」
冬道は自分の耳を疑った。
「なんて?」
名月も不味いことを言ったという自覚があったのか、罰の悪そうな表情を見せたが、それでも喋り続けた。
「浮気だよ浮気。浮気って言いうか不倫か。しかも一人二人じゃないの。僕が会っただけでも四人いるの」
「名月が会ったの?」
名月はもうやけくそなのか腹をくくったのか、畳にどっかりと胡座をかいて、父親の愛人たちの詳細を暴露し始めた。
「なんか向こうから来るんだよ。わざわざ。それが酷い話でさ。僕の母さん、長いこと入院してるだろ。だからもうすぐ死ぬって思ってるのかなぁ。今のうちに僕に気に入られれば、自分があいつの次の妻になれるって思ってるんだよ」
名月は続けた。
「しかもあいつも、それが満更じゃないんだ。母さん今家にいないだろ。だからもうやりたい放題でさ。最悪だよ。あいつもあいつの愛人たちも死んだほうが良いよ」
名月はそう吐き捨てると、畳に寝転がって目を瞑ってしまった。冬道は何と声を掛けるべきか考えあぐね、とりあえず彼の名前を呼んでみた。
「名月」
反応がない。別に、本当に寝るつもりではないのだろう。しかし、今は独りになりたいのかもしれない。
冬道は名月を残したまま、そっと部屋を出ていった。その後名月は本当に寝てしまい、夕飯の直前まで起きてこなかった。
火と油 黄色守妙 @kiiromori
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